ベトナム就職・転職活動の流れやスケジュールを解説!

近年、働き方が多様化する中で、選択肢の1つとして広がりつつある海外就職・転職。そして、アジア各国で日本人の人材需要が高まる現在、親日国ベトナムでの就職・転職を考える日本人の方も年々増加しています。

今回は、ベトナム就職・転職を希望される方から「応募から入社までの流れ・スケジュールって日本と同じですか?」という質問をよくいただくので、日本とは少し異なるベトナム就職・転職の大まかな流れ、そして退職交渉の留意点、手続きに必要な書類などについてお伝えします!

 ベトナム就職・転職の大まかな流れは?

はじめにベトナムで就職・転職をする際、どのようなステップで進んでいくのかご説明していきたいと思います。

STEP1 転職活動スタート

まずは、ベトナム就職・転職活動全体の流れを把握し、ご自身の転職理由や希望条件をできるだけ明確にしてください。

ベトナムでどんなキャリアを積みたいのかおおよそ考えがまとまったら、人材紹介会社に登録したり求人情報誌などを見て求人を探します。もちろん具体的なキャリアのイメージがついていない方も、弊社のキャリアアドバイザーが全力でサポートしますので、まずは気軽に相談すること、知ってみることから始めてみてください。

STEP2 面談・求人紹介

事前に履歴書、職務履歴書を提出していただきキャリアアドバイザーとの面談を実施します。

面談は、ベトナム就職・転職情報についてお伝えしたり、今後のキャリアに対するお考えなどを聞いたりして進め、面談後にキャリアアドバイザーが皆さんに合った求人をご紹介します。

また、ベトナム就職・転職の第一関門、書類選考を通過するために履歴書・職務経歴書のブラッシュアップをしましょう。書き方で分からないことや迷うことがあれば、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。

STEP3  求人へ応募

キャリアアドバイザーから紹介されたベトナム勤務の求人の中から興味を持った求人に応募していただきます。

※ベトナム就職・転職には無犯罪証明書・大学の卒業証明書などの必要な書類があります。詳しくは面談でお伝えしますが、取得に時間を要するものもありますので、早めにご準備いただくことをお勧めします。

STEP4 書類選考・面接

企業に応募をしていただくと、応募先の企業が書類選考を行い、その後面接へと進みます。Skype面接や対面での面接を行います。企業様によっては日本本社、ベトナム現地での直接面接を希望されることがあります。

書類審査の結果は早ければ1週間ほど、面接の結果は面接後、約1週間以内にご連絡があります。

STEP 5 内定・退職交渉・渡航・入社

オファーレター(採用内定通知書)の内容を確認し双方の同意が得られれば、いよいよ入社に向けての渡航準備です。

内定から渡航までの期間は2週間~1ヶ月半ほどが目安ですので、現職中の方は早いうちから退職交渉や引継ぎの準備を行うことをお勧めします。

また年金、税金、保険等の公的な手続きも済ませておいてください。ワークパミット(労働許可書)申請に必要な書類の確認・提出、ビザ取得(日本国内又は現地空港でビザを取得し入国)を行ってご入社していただきます。

 

ベトナム転職・就職活動の大まかな流れは、日本とほぼ変わりません。しかし、ベトナム就職・転職を希望してから入社までのスケジュールは日本に比べ非常に短いと感じる方が多いので、諸所の手続きもさることながら、早い段階からベトナム就職・転職についてご家族とお話ししていただくことも重要です。

 

 ベトナム就職・転職が決まってからの流れ

これまでベトナム就職・転職にあたっての大まかな流れを見てきましたが、内定後に必要な手続きについてご紹介します。(書類は内定後に提出していただきますが、準備は早い段階で行うことをお勧めします。)

皆さんには、日本で労働許可証(ワークパーミット)申請のための書類を準備していただきます。ビザは外国へ入国・滞在するために必要なものですが、労働許可証は海外で働くために必要なものです。万が一労働許可証を持たずに働いていることが見つかった場合、本人には出国、会社には罰金が要求されます。

 
種類対象者
管理職/CEO管理職の職務経験を有する者
専門家担当する職務を専攻して大学の学位(または同程度)を持ち、さらにその分野で3年以上の勤務経歴がある者。国外の組織・機関・企業により「専門家」と認定された者。
技術者その技術分野またはその他の専攻で1年以上学び、その専攻分野で3年以上の勤務経歴がある者。

 

お仕事の内容で取得する労働許可証や準備する書類が変わってきますが、ここではベトナム就職・転職される方のほとんどが取得される専門家ワークパーミットについてご説明します。労働許可書は会社側が申請を行うため、皆さんには申請に必要な書類を準備していただきます。

 

①健康診断書

必要な検査項目を満たしていれば、国外で発行された健康診断書も有効です。そのため、渡航後ベトナム国内で診断を受けていただくことも可能ですが、その際にはベトナム当局の承認が必要となります。承認までの手続きが煩雑なので、渡航前に時間の余裕をもって日本で診断されることをお勧めします!
②顔写真

<撮影の際の注意点>
・口角を上げ笑顔を作る
・スーツ着用
・前髪を整え顔が隠れないようにする。女性の方で髪の長い方は結ぶ。
・ピアスなどアクセサリーを外す。
・1年以上前に撮影した写真は使用しない。
③パスポート

期限が切れていないか、半年間以上の残存期間があるか否か確認してください。

④各種証明書

申請するものによって異なりますが、専門家ワークパミットの場合は大学卒業証明書、5年以上の勤務経歴書、無犯罪証明書が必要です。

労働許可書が取得できると、長期滞在ビザの取得が可能になります。

⑤無犯罪証明書(6ヶ月以内のもの)

こちらの表を見て自分は該当しないからベトナムで就職・転職ができないと思った方もいらっしゃると思いますが、条件的に難しいと思った方でも、色々な就職事例があるので、まずはお気軽にご相談ください!

 

 退職交渉で気をつけるべきことは?

ベトナムでの転職先が決まって、一安心、一段落ではあるものの、在職中の方はここからが肝心。現職への退職交渉が始まります。

この退職交渉で躓く方は意外と多く、現職からの強い引き止めや圧力により、「希望通りに退職ができない」という声をよく耳にします。折角内定を獲得したのですから、内定先の会社にも迷惑を掛けることのないよう、何とか円満退職をしたいものですね。

事前に会社にベトナムでの転職活動をしていることを伝えておられる方も、そうでない方も、気を抜かずに、退職交渉に入りましょう。では、早速「ベトナム転職のための退職交渉」について重要なポイントをお伝えします!

 現職には退職の意思を伝えるタイミングは?

ベトナム転職が決まった場合、入社予定の企業は内定を出してから1ヶ月~1ヶ月半以内に現地入りしてほしいと考えています。そのため、内定を受け取ったらすぐに退職の意思は現職に伝え、退職交渉をスタートしましょう。

また、多くの方が現職の引き継ぎと、同時進行でベトナム渡航の準備を進められます。

ベトナムでのビザ取得のための書類等を用意したり、各役所に出向いたりすることも増えますので、有給休暇の取得のタイミングを考え、引き継ぎのスケジュールを組むことが重要です。

 

 退職交渉は口頭でいいの?退職届は必要?

退職の意思表示は、口頭でも書面でもどちらでも可能です。

しかし、口頭の意思表示の場合、お互いの「言った言わん」のトラブルが発生する可能性も高く、また企業側も書面による意思表示がされない場合に実務上退職の処理をしてよいのかどうか判断がつきづらくなるケースもあるため、極力退職届を出すことを推奨しています。

書面での退職届の提出をしない場合でも、口頭のみではなく、メールでもしっかりと伝えるようにしましょう。

 

 退職届と退職願いの違いは?

退職届と退職願は全く意味の異なる書類です。

退職届は、「退職します」という宣言をするもので、出したあとに撤回がききません。一方退職願は、「退職させて頂けませんか?」というお伺いを立てるものであり、出した後の撤回が可能です。

海外就職が決まってからの退職の意思表示であれば、「退職願」を出す必要はないので、「退職届」を出しましょう。撤回可能性がある悩んでいる状態で退職願を出す必要もありませんし。

退職届の提出のタイミングについては、過去のケースを見る限り、ほとんどの方が1ヶ月前告知で退職できています。まずは、自社の就業規則で退職の届出がいつまでに必要なのかを確認しましょう。

 

 退職交渉時に慰留された場合の対応は?

会社が慰留するのは当然のことですので、「辞められないかもしれない」と焦らずに、会社が引きとめる背景を理解するようにしましょう。

<会社の慰留の背景>
①代替人材を見つけるまでの間会社にいてほしい:新たな人を雇う、別部署から人を異動させるなど、その間の人材確保のため慰留。

②代替人材がそもそもいない:例えば、あなたにしかできないような職人芸(スキル)を有している。

通常このどちらかになります。基本的には①のケースが大半。しかし共通して言えるのは、「誰かが辞めるときには、必ずその「穴」が発生するということ」。それはあなたがどういう人材であろうとも、辞めるときには必ず会社に「負荷」がかかります。会社側はその「負荷」を極力減らすために退職交渉の場において「慰留」してくる訳ですが、あなたにもあなたの未来があります。

折角掴んだベトナム転職を退職交渉で躓いて無に帰すようなことにならないよう、慎重且つ自分の意思をしっかり持って、交渉に挑むようにしましょう。

 

 ベトナム就職・転職までにいくらのお金を準備しておく必要がある?

無事退職交渉を完了したら、いよいよベトナム転職が目の前に迫り、「ベトナムで働くんだ」という現実感が湧いてくると思います。

ベトナム転職には、渡航費から入国後のホテル代など、当然初期費用がかかります。「トータルいくらぐらいお金を用意しておけばいいの?」とお困りの方もいらっしゃるかと思います。そこでベトナム転職にかかる初期費用を記載をまとめてみました。

費用項目

費用

片道の航空券代
(東京~ホーチミンの場合)
直行便:約6万円~10万円
経由便:約4万~
空港から市内までのタクシー代<ホーチミン>空港~市内1区迄:1,000円以内
<ハノイ>空港~旧市街迄:約1,000~2,000円以内
入居先が決まる迄の一時滞在のホテル代
(市内中心部の場合)
ビジネスホテル:約3,000円~/1泊
デポジット1ヶ月分の家賃
(家賃は1Roomで400USD前後~)
給料が入る前の1ヶ月分の生活費約5~10万円

 

※航空券やホテル代を入社後に企業から還付していただける契約になっている場合は、領収書を忘れずに発行してもらうようにしましょう!

 

 ベトナム就職・転職が決まったら、日本の社会保険はどうなるの?

最後に、ベトナムで働く際の社会保険制度についてご紹介します。

ベトナム就職を考えていらっしゃる方から「日本の社会保険制度はベトナムでも適用されるのか?」というご質問をよく受けます。日本の社会保険制度というと、年金、医療保険、雇用保険、労災保険があげられますが結論から言うと現地採用としてベトナムで働く方に日本の社会保険制度は適用されません。ですが、年金と医療保険に関しては個人で次のような対策ができます。

◆年金制度

これまで通りの日本の年金制度に加入し続けたい場合は、任意で国民年金に加入することが可能です。詳細は日本年金機構に直接お問い合わせください。

◆医療保険制度
海外旅行保険に加入することで、実質無料で診療を受けることができます。また、その際日本人医師の居る病院で診察を受けることも可能で外国人医師の場合も通訳がつくので安心です。(参照:厚生労働省(日本の社会保険制度について))

ベトナムで働くことになった場合の年金や社会保険に関しては、より詳細な情報をまとめています。詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

 

 まとめ

以上、ベトナム就職・転職の流れ、スケジュール、諸所の手続きについて簡単にお伝えしました。

ベトナムは、色々な方に門戸が開かれている国です。ベトナム就職・転職をお考えの方は、自分の学歴や経験で「わたしには無理」と思わずに我々にご相談ください!できる限り希望にあった求人をご紹介いたします。

 

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