IT開発会社運営 / ウーさん・加藤さん – ベトナム就職者談

今回のベトナム就職者談は、ウェブ開発会社Innovation Vietnamの社長を務めるウー笑(Wu Xiaodong)さんと、同社でベトナム人のエンジニアスタッフへの教育等を務める加藤千礼(かとう かずのり)さんです。ウーさんは日本の本社(Innovation)で働いていましたが、突然のベトナム拠点長への任命を受け、来越。加藤さんは、Innovationの社員ではありませんでしたが、ベトナムに拠点ができるにあたり、ウーさんと共に来越を決めました。お二人のこれまで、そしてこれからのビジョンに迫ってみましょう!

ウー笑冬さん

(ウー笑冬さん)

 ベトナムで働くお二人のこれまで

−本日はよろしくお願い致します。それでは、今の仕事の内容含めて自己紹介をお願いします。

ウーさん(以後ウー)こんにちは。中国生まれのウー笑冬と申します!小学校5年生の時に家族で日本東京に引っ越してきました。今は、本社Innovationに勤めていて、入社1年目の終わりごろからベトナム拠点の立ち上げを進めてきました。今年でベトナムは3年目、25歳になります。

加藤さん(以後加藤)神奈川県出身の28歳、加藤千礼(かずのり)と申します!IT系の大学を卒業後、大学時代からアルバイトをしていた「アイデアノマド」という会社に就職しました。その後フリーランサーとして様々なウェブ開発に携わった後、Innovation Vietnamに転職してきました。

 

−お二人はベトナムでどういった仕事をされてらっしゃるんですか?

ウー現在は主に日本本社からの開発依頼を受け、そのプロジェクトとエンジニアスタッフをマネジメントし、納品しています。そして、現地向けの新規事業の立ち上げも行い始めています。現在はラボ型の開発事業を新規で行っています。

加藤ベトナム人のデザイナー・ITエンジニアのスタッフの教育をおこなっています。また、日本からの仕事の依頼を細かく整理して、ベトナム人スタッフに伝えています。

 

−お二人はどんな学生時代だったんですか?

ウー:塾の講師のアルバイトで、小学生から高校生までを指導していました。室長の次のポジションまで上り詰めて、クーデターを起こしたりもしました(笑)

加藤:学生時代から、就職先でもあるアイデアノマドで働いていました。当時、Innovation Japanと共同でBiztrendを開発したりもしました。実はこの時からInnovationとは関わりがあったんです。

 

 ベトナムで働くことになったきっかけ

−お二人はどうしてベトナムで働くことになったんでしょうか?

ウー:ベトナムに来た第一の理由はまず出向ですから、会社の中で選ばれたからですね。でも選んでもらえたのにも理由があって、僕はずっと入社した時から「海外で働きたいんですよね~」って言っていた。それを取締役とか社長が覚えていてくれたんです。なんでって、海外で働くって、やっぱりかっこいいじゃないですか(笑)?

加藤:僕は、日本に対して少し飽きてしまったからかな。Innovationとは共同で仕事もしていたので、ベトナムに拠点を作ると決まったときに声をかけてくれて・・・。私もちょうど海外に出たいと思っていたので、喜んでお受けしベトナムで働くことしました。

 

 ベトナムで働いた後のキャリア

−ベトナムで働いた後のキャリアはどのように考えていますか?

ウー:前までは、2,30歳までは色んな仕事のキャリアを積んで、その後はお金を追い求めて、起業するという将来設計をしていたのですが、起業はいいかなと思うようになりました。ベトナムでは起業をした人と話せる機会が結構あって、私はあんな風にはなれないな、と(笑)かなりぶっ飛んでる人たちばっかりだから(笑)。

あと、会社を車に例えると、エンジンにあたる人(起業家)とハンドル操作をする人(経営者)がいると思っているんですが、私はたぶんハンドル操作のほうが向いているし、好きだと感じます。だから経営をやりたい。

加藤:私は将来楽しくやれれば何でもいいと思いますよ。

ウー:加藤さんのように、エンジニアとして手に職を持ってると、他の人とは違うと思います。自由度とか、仕事選びとか。エンジニアのキャリアステップってどんな感じなんですか?

加藤:たぶん、30歳を過ぎたら大手の技術部門に行って落ち着く、というのが一番いいとされるキャリアステップじゃないかな。でも私は、30歳からは趣味に没頭したいと思っています(笑)。ウェブサイトを自分で作りたいし、どんどんニッチな市場に関わっていきたい。

 

 ベトナム就職/転職を考える方々へのメッセージ

−最後に、ベトナム就職/転職を考える方々にメッセージをお願いします。

ウー:ベトナム転職希望者というよりも、ベトナム就職や海外就職を新卒で目指す学生向けのメッセージです。「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」ご存知の方もおられるかもしれませんが、これはエウレカというアニメの有名なセリフです。私はこれを座右の銘にしています。与えられようとずっと待っているのではなく、自分で勝ち取っていく姿勢を出す、そうすれば周りも与えてくれるということです。もし、ベトナム就職/転職を考えてらっしゃるのであれば、周りにそれを伝えてみる等、少しでも動きだしてみると意外にもすぐに進展するかもしれません。

もう一つ、自分が就職活動をしていたときに説明会で聞いた「安定って何?」という話をご紹介したいです。「安定したい」とはいっても、実際その「安定」の内容について十分に考えているのか、問い直してみることも必要かもしれません。例えば、ガタガタ揺れる満員電車の中で、ある程度頑丈な箱に入ったケーキを持って乗るとします。すると、箱は頑丈なので無事ですが、中のケーキはぐちゃぐちゃになってしまいますね。逆に中のケーキがしっかりしていれば、箱はボロボロでも、また別の箱に入れれば大丈夫なわけです。会社という箱に囚われず、自分がしっかりとしたケーキになることが大切です。

また、そういう人が周りにいたらマネをしてみる。すごい人がいたら、「すごいなぁ」で終わらせるのではなく、どこが自分と違ってどうすごいのかを考えて、取り入れられることはどんどん取り入れてみることも大事だと思います。ベトナム就職/転職を通じて、一人のビジネスパーソンとしていかに世界で戦っていける人材に成長できるかが重要だと思います。

加藤:私もベトナム就職や海外就職を目指す学生向けのメッセージです。私はベトナムに来て、日本人の「好き」や「できる」のハードルが高すぎるのでは?と思うようになりました。例えば、英語。日本人はI am Japaneseの意味がわかっても、「英語ができない」と言いますが、ベトナム人は「できる」と言います。強調したいのは、むやみに「できない」と言ってしまうことによって、誰かからの「これやってみてよ」が来なくなってしまうということです。

また、周りに囚われないほうがいいと思います。「就職活動」も同じ。みんながやっているからやるという動機では、しんどくてちゃんと続かない折れてしまうと思います。

ウー:私も就職活動では、大企業に魅力を感じなかったので中小企業を選びました。この選択に全く後悔はしていません。自分の感覚や「好き」という気持ちに素直になって、周りに流されない選択をすることが大事だと思います。

 

−ウーさん、加藤さん、ありがとうございました!

 

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