市場成長率はアジアNo.1?ベトナムのコンビニ事情を解説

ベトナムには日本でもおなじみのファミリーマート、セブンイレブン、ミニストップから、ベトナムのローカルチェーンのVin Mart+まで、たくさんのコンビニがあります。

また、ベトナムのコンビニは日本と同じように24時間営業しているところも多く、商品の種類も豊富な上に、お弁当等を温めてもらえたり、イートインスペースがあったりとサービスの面も充実しています。

今回は、そんなベトナムのコンビニ事情について解説していきます!

アジアNo.1の成長率!?ベトナムのコンビニ事情

ベトナムのコンビニはここ数年で急激に増加していますが、どのくらい増えているのか、そして地域差はあるのかなどについて解説します。

 

 コンビニ市場成長率はアジアNo.1

ベトナムの統計総局(General Statistics Office of Vietnam)によるとベトナムの小売市場の規模は、2010年には880億USDでしたが、2017年には1300億USDと急成長を遂げており、2020年には1800億USDに達することが予想されているそうです。

急成長中のベトナム小売り業ですが、中でもコンビニの成長率はアジア各国の中でも1番です。イギリスの調査会社IGDによると、2017年から2021年までのコンビニ市場の成長率の予想は37.4%と、2位のフィリピン(24.2%)に10%以上の差を付けて断トツの1位です。


参照(https://www.igd.com/articles/article-viewer/t/igd-vietnam-tipped-to-be-asias-fastest-growing-convenience-market/i/16565)

 

 ベトナムの都市別のコンビニ事情

日本ではある程度は全国に広まっているコンビニですが、ベトナムではそうではありません。地域差がかなり大きいのでご説明をします。

 

ハノイ・ホーチミンなどの都市部周辺に集中している

ベトナムのコンビニ市場が急成長していると言っても、日本のように全国どこに行ってもコンビニがあるというわけではありません。

ベトナムのコンビニ展開は北部のハノイ周辺か南部のホーチミン周辺に集中しています。また、ハノイやホーチミン周辺以外の地域には外資系のコンビニはほとんどないと言っても過言ではありません。外資としては最大手のサークル Kを見ても、ハノイ周辺、もしくはホーチミン周辺にしか店舗がありません。

 

南部に圧倒的に多い

ベトナムのコンビニの展開は南部に集中しています。特にホーチミン市は外資企業も多数進出しており、コンビニ激戦区と言われています。

実際日系のファミリーマートやミニストップ、セブンイレブンはベトナム南部にしかありません。ファミリーマートを見てみると、2019年6月の時点でベトナムに147店舗あるのですが、そのすべてがホーチミン市周辺にあります。

米系のサークルK はベトナムでの店舗数が多い分、北部に134店舗と多数出店していますが、それでもやはり南部に215店舗と南部の方が多いです。一方ハノイにおいてはベトナム系のVin Mart+が一人勝ちをしている状況です。

 

 ベトナムのコンビニ店舗数ランキング 

ベトナムでは日系のコンビニを含めて、様々なコンビニが出店をしていますが2019年7月時点の店舗数を元にランキング形式にしてまとめました。

 

 Vin Mart+(ビンマートプラス)|第1位 

初出店:2014年11月
店舗数:約1,900店舗 (2019年4月時点)
国:ベトナム


Vin Mart+はベトナムの大手企業Vingroupの小売り部門であるVinCommerceが経営するコンビニチェーンです。事業開始から3年で1000店舗以上の出店という、すさまじい速度で展開しています。

商品をみると、一般的なコンビニよりもスーパーに近く、野菜や果物、生肉などの生鮮食品が多く販売されています。VinCommerce は2019年4月に、競合であったローカルコンビニチェーン「Shop & Go」をわずか1USDで買収し、ベトナムのコンビニ業界での圧倒的な地位をみせつけました。また、2020年までに4,000店を出店するという壮大な計画を打ち出しています。

 

 サークルK|第2位  

初出店:2008年12月
店舗数:336店舗(2019年5月時点)
国:アメリカ


日本人にもなじみの深いサークル Kですが、日系のコンビニより一足早い2008年にベトナムに進出しました。店舗数で見ると日系のコンビニを圧倒的に上回っています。特徴として、店内でベトナムのサンドイッチ、バインミーや簡単なベトナム料理を作る調理コーナーを設けている店舗が多いです。

 

 B’s Mart|第3位 

初出店:2013年6月
店舗数:168店舗
国:タイ


ベトナムに進出して以来、どんどん店舗数を増やしているB’s Martですがホーチミンを中心に展開しています。小さめの店舗が多く、ホーチミン市の中でも他のコンビニがあまり進出しないローカルな地域に多く出店している印象です。

 

 ファミリーマート|第4位 

初出店:2009年12月
店舗数:142店(2019年6月30日時点)
国:日本


ファミリーマートは日本のコンビニの中では一番早くベトナムに進出しました。外観は日本のファミリーマートと変わりません。日系初のコンビニであることもあり、「日本のコンビニ」をアピールするためにこれまでドラえもんとのコラボ商品を多く発売してきました。パッケージにドラえもんが描かれたどら焼きなどもファミマ限定で販売されています。

 

 ミニストップ|第5位

初出店:2011年12月
店舗数:118店舗(2019年7月時点)
国:日本


イオングループのミニストップは2011年にホーチミンに1号店を出店しました。日本でもイートインコーナーで有名なミニストップですがベトナムでもほぼすべての店舗にイートインコーナーがあります。また、日本のミニストップと同様、ソフトクリームのメニューが充実しています。

 

 セブンイレブン|第6位 

初出店:2017年6月
店舗数:28店(2019年3月末時点)
国:日本


セブンイレブンは2017年にホーチミンで1号店をオープンしました。セブンイレブンのブランドであるセブンプレミアムのお菓子やデザートなども販売されており、お弁当などの種類も豊富です。オープン当初は行列ができるほどの人気でした。

 

 ベトナムのコンビニで買えるもの、買えないもの

ベトナムのコンビニには日本のコンビニ同様、お弁当やお菓子、飲料やお酒、日用品などが売られており、内装や商品の配置を見ても日本のコンビニとよく似ています。

レジ横にはおでんが売られており、肉まんや揚げ物等のホットスナックがスチームマシンに入って売られています。

こちらではコンビニで購入できる商品の大体の価格と、ベトナムのコンビニならではの商品やサービス、そしてベトナムのコンビニでは買えないものを整理したいと思います。

 

 ベトナムのコンビニの価格(2019年7月現在)

もちろん店舗や各商品によって金額は異なりますが、下記がベトナムのコンビニで購入をする場合の各商品の一般的な価格です。

  • 水―2L:約10,000VND (約50円) 500ml:約5,000VND(約25円
  • おにぎり:10,000VND(約50円)-18,000VND(約90円)
  • お弁当:30,000VND(約150円)-40,000VND(約200円)
  • 肉まん:14,000VND(約70円)-18,000VND(約90円)
  • バインミー(ベトナム式サンドイッチ):19,000VND(約95円 – 29,000VND(約145円)
  • カップラーメン:8,000VND(約40円)-15,000VND (約75円)
  • ビール(330ml缶):11,000VND (約55円)-20,000VND(約100円)
  • ティッシュ:約3,000VND (約15円)
  • ウェットティッシュ:約7,000VND (約35円)

 

 ベトナムのコンビニならではの商品

日本とは少し違うような商品も販売をしていますのでご紹介します。

 

コンビニの調理コーナー

大きめのコンビニに行くと、ベトナムのサンドイッチ、バインミーや簡単な麺料理などをその場で調理して販売する調理コーナーを設けているところが多いです。特に前述したサークルKやセブンイレブンでそのような店舗が多い印象です。

 

ベトナムのおでん

コンビニのレジの隣には必ずと言っていい程おでんが置いてあります。写真付きのメニューがあるのでそれを指さしながら注文できます。おでんの味はベトナム風。具材も日本のものとは違います。スープは甘酸っぱく酸味があり、暑いベトナムにぴったりな味です。

 

ベトナムのコンビニならではのデザート

コンビニスイーツは日本でも有名ですが、ベトナムのコンビニではではベトナムの代表的なデザート「チェ―」(ベトナム式ぜんざい)や「フラン」といったゼリー系のつるっとしたデザートの品ぞろえが豊富です。また、日本ではなかなかお目にかかれないココナッツジュースも、ベトナムではコンビニで買えてしまいます。ほかにも南国ならではのトロピカルフルーツなどが売られています。

 

 ベトナムのコンビニで買えないもの

いくら日本のコンビニと似ているとは言っても、日本のコンビニでは当たり前にあるものがベトナムのコンビニでは買えないもことあります。

 

雑誌

日本のコンビニには雑誌コーナーがありますが、ベトナムのコンビニではほとんど見かけません。漫画などは置いているところもありますが日本のように雑誌コーナーを設けて、ずらっと並べているところはないようです。

 

ストッキング

日本ではストッキングが破れたらコンビニに駆け込めばよいですが、ベトナムのコンビニにはストッキングを置いていないところが多いです。年中暑いベトナムではそもそもストッキングを着用する人が少ないのかもしれませんが、仕事で来ている女性は困る場面も多々あるかと思います。

 

コンタクトレンズの洗浄液

日本のコンビニでは当たり前のように置いてあるコンタクトの洗浄液ですが、ベトナムではまだコンタクトレンズを付ける文化があまり浸透しておらず、洗浄液を置いているコンビニはあまりありません。コンタクトを着用している人は洗浄液も日本から持参するのが無難です。

 

 コンビニで買えるベトナム土産

出張で観光に来た際に、お土産を買う時間がなくなってしまった。そんな時もあると思います。そんな時のためにコンビニで買えるベトナム土産をご紹介します。

 

 ベトナムコーヒー

日本でも有名なベトナムコーヒーですが、コンビニでも購入可能です。インスタントのものから、コーヒーフィルター付きの本格的なものまで、様々な種類のコーヒーが売られています。ベトナムコーヒー用のコーヒーフィルターは日本ではなかなか手に入らないのでお土産におすすめです。ベトナムコーヒーの淹れ方は別の記事で紹介しているのでぜひご参照ください。

 

 ベトナムのインスタントヌードル

値段も手頃で重さも軽く、帰ってからもベトナムの味を楽しめるインスタントヌードルはお土産に最適です。種類も豊富で、ラーメンだけではなく、フォーやブンなど、ベトナムの麵料理が家でも楽しめます。また、乾麺やだしなども購入できるので、お家で一から作ってみても良いかもしれません。

 

 ライスペーパー

ベトナム料理と言えば、香草とエビ、豚肉などをライスペーパーで巻いた生春巻きが有名ですが、ライスペーパーはコンビニでも売られています。200グラム15,000VND(約75円)と格安なので、買って帰ってお家で作ってみてはいかがでしょうか?

 

 ベトナム限定サッポロビール「ブルーキャップ」

ベトナムにはなんとベトナム限定のサッポロビールが販売されています。味は普通のサッポロビールよりすっきりとしており、苦みが少なく、ベトナムビールの味に近いです。

普通のサッポロビールももちろん販売されていますが1缶約20,000VND(約100円)と、ベトナムのビールに比べるとかなり高い価格設定となっています。一方ブルーキャップは1缶約15,000VND(約70円)程度と、普通のサッポロビールより安い価格で設定されています。ベトナムでしか買えない日本のビールは、お土産として喜ばれるかもしれません。

 

 まとめ

今回はベトナムのコンビニ事情についてご紹介しました。ベトナムのコンビニ市場は近年急成長を遂げており、今後も成長することが見込まれています。

また、ベトナム国内でのコンビニの競争は激しく日本でおなじみのコンビニチェーンからベトナムのローカルのコンビニチェーンまで、様々な企業がしのぎを削っています。ベトナムのコンビニにはベトナムならではの商品やサービスもあり、お土産なども購入できるので旅行などで来た際にはぜひ立ち寄ってみてください。

 

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