どんどん上昇するベトナムの物価。2019年最新のベトナム物価事情

ベトナム就職・転職の魅力の1つとして「物価の安さ」があります。実際、ベトナムの物価は日本の物価に比べはるかに低く、ベトナムに旅行するにせよ住むにせよ、この物価安は嬉しい要素のひとつになっています。しかし、近年ベトナムの物価は高騰しています。そこで今回は、最新2019年のベトナム物価事情を解説していきます。

※わかりやすいように200VND=1円のレートで計算をしていきます。

 ベトナム物価の基礎知識

まずは、ベトナムの物価の基本的な情報について説明します。

 

 ベトナムのインフレ率

ベトナムの2018年6月のインフレ率(≒物価上昇率)が、前年同月比で4.7%でした。ちなみに4.7%のインフレ(物価上昇)が翌年も続けば、2年間で約10%も物価が上がったことになります。これはベトナム全土で計測したインフレ率なので、ホーチミンやハノイなどの都市部だけでみると、倍程度のインフレ率(10%程度の物価上昇)になると想定されます。例えば、ホーチミンの複数のカフェでアイスコーヒー1杯30,000VND(150円)が、翌年35,000VND(175円)になり、さらに翌々年40,000VND(200円)と物価上昇しています。

 

 ベトナム人の平均収入

ベトナムの統計総局によると、2017年のベトナム人の平均月給は650万VND(3万0500円)でした。日本と比較すると桁違いに低い収入となっていますが、この収入でも問題なく生活ができるほどにベトナムは物価が低いということが言えます。2019年現在でも、ここからベトナム人の平均月給が大幅に増えているわけでもありませんが、都市部での物価上昇が激しいので、一部の方は生活が苦しくなっているようです。

 

 ベトナムの物価上昇率

経済成長著しいベトナムですが、この経済成長はベトナムの物価上昇にどのくらい影響をあたえているのでしょうか。

 

 近年の物価上昇率

物価上昇率と近しい推移をたどる消費者物価指数を参考にすると、ベトナムの物価が2000年~2007の7年間で約1.5倍、2007年~2015年の8年間で約2倍になっています。つまり15年間で物価が3倍になったということです。ちなみに、今から約15年前はベトナムドンの最高額紙幣は10万VNDでしたが、現在は50万VND紙幣があります。

最近のベトナムの物価上昇でいうと、2018年9月は前年の同月比で約4%上昇でした。多くの地域で学費やガソリン・ガスが値上げされたこと、大雨や洪水で食糧や食品の需要が急増したことがこの物価上昇の要因として挙げられていますが、通常の月でも3%程度の物価が前年同月比であがっています。

 

 対日本円のベトナムドンのレートの動き

円 VDNレート推移

 参考:http://www.xe.com/ja/currencycharts/?from=JPY&to=VND

ベトナムドン(VND)と日本円のレートは、基軸通貨であるUSDに対して異なる動きをします。上記のグラフは1円に対するVNDの推移です。2007年では1円=約135VND、対して2015年は1円=約190VNDです。2018年は一貫して1円=約200VND前後で安定していました。2011年~2012年の間は1円=270VND前後だったので、この時期に日本円をVNDに換金しておけば、その後VNDの価値は上がり換金率が良かったということになります。

 

 ベトナムの物価の詳細情報

ここからはそれぞれの場面での物価について、詳しく見ていきましょう。

 

 飲食費の物価

旅行の楽しみの一つは現地でしか食べられないその国独自の料理でしょう。ベトナムの飲食費の物価は日本に比べどのようなものなのでしょうか?

 

 ベトナムローカル料理の物価

ベトナム料理と言えば、代表的なものはフォーやバインミーなどを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。よく並んでいるようなローカルのお店だと、日本で外食をするのに比べかなり物価が安いです。ローカル向けのベトナム料理屋さんや屋台だと、30,000~50,000NND(150~250円)くらいが相場です。

しかし、同じベトナム料理屋さんでも、ターゲットが外国人観光客となると物価は大きく変わってきます。観光客向けベトナム料理レストランだと、150,000~300,000VND(750~1,500円)と、ローカルのお店より高くなっています。

 

 日本食レストランの物価

ホーチミンには、日本食が多く集まるエリアがあり、多くのベトナム在住の日本人がベトナムでも日本食を食べています。ベトナムでの日本食レストランの相場は、150,000~300,000VND(750~1,500円)ほどです。

日本人ではなくベトナム人向けに日本食を出しているお店や、日本人ではなくベトナム人が経営をしているお店は、もう少し価格が低い傾向にあり、100,000VND(500円)ほどで日本食が食べられるお店もあります。

 

 カフェ(ローカルチェーン、グローバルチェーン)の物価

ホーチミンには、個人経営の店も含め、本当にたくさんカフェがあります。どのお店の飲み物もお洒落で全部試してみたくなりますが、そんなベトナムのカフェの物価は一体どのようなものなのでしょうか。まずは、ベトナムローカルのチェーン店から見ていきたいと思います。下記はベトナム国内に80店舗以上を出店しているベトナムを代表するカフェチェーン、ハイランズコーヒー(Highlands Coffee)の価格です

-アイスコーヒー 29.000VND (140円)
-エスプレッソ 44.000VND (212円)
-ライチティー 39.000VND(190円)

こうしてみてみると、日本の物価に比べかなり低いことが分かります。では、世界的コーヒー店のスターバックス(Starbucks)はどうなのでしょうか。

-コールドブリュー 63.000VND (300円)
-モカフラペチーノ 98.000VND (470円)
-キャラメルフラペチーノ 98.000VND (470円)
-チャイティーラテ 78.000VND (375円)

スターバックスは先ほどのローカルチェーン店の約二倍の値段となっており、日本での価格とほとんど変わりません。今回はチェーン店の値段のみの比較をしましたが、道端の路上カフェだと一杯50円くらいでコーヒーを飲むことができます。

 

 ミネラルウォーター、ビールの物価

ベトナムの水道水は、日本の水道水とは異なり飲むことができません。ベトナムの水道水は硬水ですし、衛生状態もあまり良いとは言えないでしょう。そこで、ベトナムでは水を購入する機会が多くなると思いますが、飲料・食品について言えるのが「ベトナム産は安く、輸入品はその何倍もする」という事です。ミネラルウォーターは、500mlで5000VND (25円)、1Lで10,000VND (50円)と言ったところでしょう。

また、ビールは、ベトナムのビール333(バーバーバー)だと10,000 VND (50円)、サッポロビールだと20,000VND (100円)くらいです。飲み物全般の物価は、日本と比べるとだいぶ安いと言えます。

 

 ベトナムの生活費の物価

旅行だけでベトナムを訪れるだけなら気になることはないかもしれませんが、実際にベトナムに住むとなると気になるのが生活費の物価です。

 

 家賃・光熱費の物価

ハノイやホーチミンでは、数年先から電車が市内を走るようになり、今のうちから駅周辺の地価が上昇しています。高校卒業後ハノイやホーチミンで1人暮らしを始める田舎家郊外出身の若者たちは、一般的にインターネットでシェアハウスの仲間を募り、1部屋を3人ほどで借りて家賃をシェアします。だいたい、一人当たり100万VND(5000円)ほどの物件を探すそうです。

日本人留学生や現地採用者は、500万VND(2万5000円)~1000万VND(5万円)の一部屋を間借りすることが多いです。日本人や外国人の駐在員は、家賃が都心で3000万VND(15万円)以上のコンドミニアムに住んでいることが多いです。

近年のホーチミンやハノイ都市部での家賃上昇は著しく、ここ5年で2倍以上の家賃になった物件は枚挙にいとまがありません。

 

 タクシー・Grabの物価

ベトナムのタクシー会社で比較的に安全と言われているのは、VINASUNとMAILINHです。ここでは、大手タクシー会社のVINASUNタクシーの料金を例に挙げてみます。

VINASUNタクシー

▽5シート車
初乗り料金(700メートルまで)は11,000VND(55円)
700メートル以降15,000VND(75円)/km
31キロメートル以降12,500VND(62円)/km

▽8シート車(トヨタInnova J)
初乗り料金(700メートルまで)はVND11,000VND(55円)
700メートル以降16,000VND(80円)/km
31キロメートル以降14,500VND(72円)/km

では、Grabはどうでしょうか。Grabはアプリで配車をすることになりますが、この値段は距離はもちろん天候や時間帯にも左右されます。例えば、約10分ほどの距離の場合、普通だと120,000VND(600円)ほどですが、雨が降った場合これが180,000VND(900円)ほどになることもあります。

 

 バスの物価

バスは、ホーチミン市内だと以下のような物価になっています。

▽1回券:料金は一5,0 00VND
18キロメートルまで5,000 VND。

▽回数券:購入した年の年末まで有効。18キロメートル以内の区間の回数券30回分が112,500 VND。すべての路線が乗り放題の回数券30回分135,000 VND

 

 通信費の物価

旅行にも現地での生活にも欠かせないのがインターネットですが、果たしてベトナムにおける通信費の物価はどのようなものなのでしょうか。ベトナムの4G(LTE)の1GBあたりの料金は、世界でも最安値レベルだと言われています。ベトナムでのシェアが大きいViettelにおける料金プランを見てもその物価の安さが分かると思います。

  • 1GB/月=4万VND=200円
  • 2GB/月=7万VND=350円
  • 3GB/月=9万VND=450円
  • 5GB/月=12.5万VND=625円

 

 

 娯楽の物価

ここでは、ベトナムにおける娯楽の物価を見ていきます。

ボウリングの物価

ホーチミン7区のロッテマートにあるボウリング場を例に見てみます。平日夕方は1人1ゲーム48,000VND(250円)で、祝日は60,000VND(300円)となっています。靴は9,000VND(45円)、靴下は12,000VND(60円)で借りることができ、2ゲームやっての400円くらいで遊ぶことができます。

映画の物価

ベトナムでは、映画の物価は45,000~90,000VND(220~440円)ほどです。日本の物価に比べ半額くらいとかなり低いことが分かります。

ビリヤードの物価

故ホーチミンも好きであったと言うビリヤードですが、ベトナムでの物価は1人1時間50,000VND(250円)ぐらいとなっています。日本のビリヤードの物価はだいたい一時間600円くらいが相場なので、日本の物価よりかなり低いですね。

以下の記事でベトナムの娯楽についてまとめています。気になる方は是非チェックしてみてください。

 

 日本とベトナムの物価比較

今まで、日本より物価が安いものを中心に紹介してきました。しかし、物によっては日本の方が物価が安いという物もあります。ここでは、日本とベトナムで、どちらの国で何がお得に買えるのか見ていきます!

 

 ベトナムの方が物価が高いもの

物価が安い国であるベトナム。多くの物が、日本よりベトナムで購入する方が安く手に入れることができます。食事、お酒、食料等は基本的にベトナムの方が物価が低いと考えていいでしょう。しかし、ものによっては日本で買った方が安いものもあります

外国からの輸入品は全般的に高くなる傾向にあります。日本からの輸入品も関税の関係で高価になります。例えば、料理をする際に日本と同じ調味料を使いたいと思うこともあるでしょうが、日本での価格の3-4倍ほどの値段であることも少なくありません。また、ベトナム国内で生産していない製品に関しても、輸入税や輸送コストがかかるので物価が高くなっている場合があります。新品のiPhoneは日本より若干高く、また、自動車に関しては関税が100%かかるので、日本よりも1.5~2倍の価格でベトナムでは販売されています。

 

 日本とベトナム、1,000円あれば何ができる?

物価の違いをイメージしやすいように、日本とベトナムそれぞれで1,000円であった場合に何ができるかシミュレーションをして見ました。

 

 1,000円あればどこまで移動できる?

日本、ベトナムそれぞれでバスで移動をするとします。日本では成田空港から東京駅まで(約40km)向かう高速バスが1,000円で乗れます。対して、ベトナムでは1,000円あればホーチミンから約420km離れたビーチリゾート、ニャチャンまでバスで行くことができます。日本の10倍の距離を同じ価格で移動できるということです。約420kmというと東京駅から琵琶湖までの距離と同じくらいになります。いかにベトナムのバスが安いかがわかりますね。

 

 1,000円あれば何を食べれる?

日本では外食をした場合に定食を頼めば、1食で1,000円を超えてしまうことも珍しくないと思います。ベトナムでは下記のように全て外食をしたとしても、1日の食費を500円以内にすることが可能です。つまり、2日の飲食費を1,000円に収めることができます。

朝食 バインミー 15,000VND (75円)
昼食 フォー   25,000VND(125円)
夕食 コムガー  30,000VND(150円)、缶ビール1本   30,000VND(150円)
合計        100,000VND(500円)

 

 1,000円で楽しめるベトナムの娯楽

日本にいて、1,000円で休日を満喫しようと思っても、選択肢がとても少ないかと思います。ベトナムでは下記のように映画・マッサージ・カフェを楽しんだとしても1,000円以内に収めることができます。

映画                                            60,000VND(300円)
フットマッサージ30分  100,000VND(500円)
カフェ(コーヒー一杯)       40,000VND (200円)                       

 

 ベトナム物価のまとめ

ベトナム物価について解説していきましたが、いかがでしたでしょうか?日本に比べ物価が安い印象のあるベトナムですが、ベトナムを訪れる前にベトナムの物価の最新知識を付けていくことで、現地で更に賢く買い物ができる事でしょう。

 

★ベトナム移住についてざっくり把握したいなら★

 

最新ベトナム求人はこちら

****************************************************************************************

▽ベトナム就職・転職に関する相談はこちら▽
ベトナム就職相談

Jellyfish Agentではベトナム就職・転職サポートを無料で行なっております。
ベトナムの求人・仕事に興味をお持ちの方はお気軽にお申し込みください。