ホーチミン市内のおすすめ観光地8選!半日で周れるモデルコースは?
旅行って意外と忙しくて、観光地を周る時間がなくなっちゃいますよね。そんなあなた向けに、半日や1日で周れるホーチミン観光のモデルコースを紹介します!
またベンタイン市場、サイゴン大教会、統一会堂など、ホーチミン市内のおすすめ観光スポット8選を紹介します。サクッと行ける観光地ばかりです!
目次
- 1 ホーチミン観光にちょうど良い日数は?
- 2 ホーチミン中心部の観光モデルコース
- 3 ホーチミンの買い物兼観光スポット!ベンタイン市場
- 4 フランス統治時代の代表的な建物!サイゴン中央郵便局
- 5 ホーチミンのシンボル!美しい巨大な教会「サイゴン大教会」
- 6 南ベトナムの旧大統領官邸!統一会堂
- 7 ベトナムの歴史を知りたいのであればここ!ベトナム歴史博物館
- 8 ホーチミンのインスタ映えスポット!ピンクの教会「タンディン教会」
- 9 【郊外の観光地】ベトナム戦争のリアルを知れる!クチトンネル
- 10 【穴場観光地】世界奇怪遺産に選ばれた遊園地!スイティエン公園
- 11 ホーチミン観光に欠かせないその他の情報
- 12 まとめ
ホーチミン観光にちょうど良い日数は?
ホーチミン旅行にはどのくらいの日数がちょうど良いのでしょうか。当たり前ですが、ホーチミンで何をしたいのかによってちょうど良い日数は異なります。
そこで今回は、2泊3日、3泊4日それぞれでホーチミン市内の観光で何ができるのかを説明していきます。
2泊3日のホーチミン観光
2泊3日の場合、1日目の夜、2日目丸々、3日目は夕方まで、ぐらいしかホーチミンに入れないという方が多いのではないでしょうか?こうなると、1日目の夜は食事やバーに、3日目はお土産の買い物に使うとすると2日目ぐらいしかホーチミンで観光する時間が取れません。
その場合は、2日目に以下のいずれかの観光コースを選ぶとちょうど良いと思います。
- ホーチミン市内中心部の観光スポットを1日かけて回る
- ホーチミン郊外のクチトンネルやメコン川クルーズに行く
- ホーチミン市内中心部の観光スポットを半日周り、残り半日はカフェなどでゆっくりする
2泊3日だとできることが限られてバタバタしそうですね。ただ、ホーチミン郊外に遠出しなければちょうど良い観光日数かもしれません。
3泊4日のホーチミン観光
3泊4日だと、丸々2日間はホーチミン観光に使えることになります。そうなると、前述した観光コースでいうと、1日はメコン川クルーズやクチトンネルなどのホーチミン郊外に観光し、残り1日はホーチミン市内の観光地を回ることができ、ホーチミン観光を堪能することができると思います。
ゆっくり色んなカフェを回りたい、という方はもう少し滞在時間を伸ばしても良いかもしれません。
ホーチミン中心部の観光モデルコース
ホーチミン市中心部の観光地を回るには、半日もしくは1日ぐらいの日数で十分回ることができます。そこで今回は、ホーチミン中心部の観光モデルコースを半日と1日に分けてご紹介します。
ホーチミン中心部の観光マップ(地図)
ホーチミン市はコンパクトにまとまった都市のため、観光地も市内中心部に集中しています。歩いて行く予定の方は、以下の観光マップを参考にしてください。またこのようなマップは、どのホテルにも無料で置いていると思うので、ホテルのフロントに依頼してホーチミン市内中心部のマップをもらうことをおすすめします。
(画像元:tok2.com)
半日でちょうど良い!ホーチミン1区の観光モデルコース
半日で周るのにちょうど良いホーチミン中心部のおすすめ観光モデルコースをご紹介します。以下のように回ると、午前中だけで4つの観光地に行くことができます。すべてとても近くにあるので、バタバタせずに回ることができます。
9:00 ベンタイン市場:後ほど詳しく紹介しますが、ベンタイン市場内は暑いので、朝早くに行くことをおすすめします。
10:00 サイゴン中央郵便局:ベンタイン市場から徒歩15分、タクシーで5分(100~150円)で行くことができます。サイゴン中央郵便局は長くても30分程度で十分だと思います。
10:30 サイゴン大教会:サイゴン中央郵便局の隣にあり、徒歩0分で行くことができます。サイゴン大教会は工事中で中に入れないため、外から記念写真を撮るぐらいしかできません。
11:00 統一会堂:サイゴン大教会から徒歩3分で行くことができます。涼しい公園を通って行けるので、歩いていくことをおすすめします。統一会堂は見所がたくさんあるので、1時間程度は確保された方が良いと思います。
1日でたくさん回りたい!ホーチミン中心部の観光モデルコース
1日でもっと回りたい方は、午後に以下のいずれかに行くことをおすすめします。
午後の観光モデルコース1
ベトナム歴史博物館:統一会堂からは徒歩15分(タクシー5分)程度で行くことができます。歴史博物館も見所満載ですが、30分から1時間程度で十分だと思います。
タンディン教会:ここはご紹介した他の観光地から少しだけ離れているため、タクシーで行く必要があります。タクシーで10〜15分程度で行くことができます。教会の中に入ることができるため、30分前後確保しておくとちょうど良いと思います。
午後の観光モデルコース2
少し遠出して、ホーチミン郊外の観光ツアーに参加しても良いかもしれません。有名なのは、メコン川クルーズとクチトンネルツアーです。それぞれ、午前中だけのツアー、午後だけのツアーなどがあります。ホーチミン市内に無数にある旅行代理店にお問い合わせください。
また、後ほどご紹介する世界奇怪遺産にも選ばれた「スイティエン公園」という遊園地に行くのもありだと思います。こちらも半日ぐらい確保しておけば十分だと思います。
それでは、それぞれの観光地を詳しく説明していきます。
ホーチミンの買い物兼観光スポット!ベンタイン市場
「ベンタイン市場(Cho Ben Thanh)」(画像元:vntrip)
ホーチミン市にはいくつかの市場がありますが、その中で一番大きな市場が「ベンタイン市場」です。「ベンタイン」とは、お城に入れる船付き場という意味です。昔は、ベンタイン市場の近くに川が流れていたようですが、現在は埋め立てられています。ベトナム語では、Cho Ben Thanh(チョー ベンタイン)と言います。
ホーチミン市にある他の市場はベトナム人の生活の一部としての市場ですが、ベンタイン市場は完全に観光地としての市場です。
ベンタイン市場への行き方は?
この観光地はホーチミン1区の中心部にあり、高島屋から歩いて5分ぐらいの場所にあります。以下に住所を記載していますが、住所が合ってないようなものなので、タクシードライバーにCho Ben Thanh(チョー ベンタン)と伝えましょう。ほとんどのタクシードライバーが理解してくれるはずです。
気をつけてほしいのはベンタイン市場からの帰りです。ベンタイン市場の周りに止まっているタクシーは、ほぼすべて観光客を狙ったぼったくりタクシーです。一見すると、有名なビナサンタクシーやマイリンタクシーのような外装をしていますが、よく見ると微妙に違うタクシーが多く止まっています。高速メーターの観光客向けぼったくりタクシーなので、絶対に乗らないようにしましょう。
住所:Cho Ben Thanh, Lê Lợi, Phường Bến Thành, Quận 1, HCM
ベンタイン市場の見所は?
観光スポット「ベンタイン市場」の中に入ると、個人商店がおよそ1500店舗、所狭しと並んでいます。正面に衣料品や履物、中ほどには雑貨の店が集中しており、奥には食品売り場や食堂があります。
いろいろな種類のお店があるため、一か所で複数の買い物をするのにはとても便利です。しかし、値札のついている店はほとんどありません。そのためベンタイン市場では、複数の店で相場を確かめてから買い物することをおススメします!
また、ベンタイン市場は17時ごろ閉まりますが、夕方以降はベンタイン市場の両脇の通りでナイトマーケットが開かれています。ホーチミン市内のナイトマーケットはここだけなので、夜に行っても面白いホーチミンの観光スポットです。
フランス統治時代の代表的な建物!サイゴン中央郵便局
「サイゴン中央郵便局(Buu dien Trung tam Saigon)」
次にご紹介するホーチミン中心部のおすすめ観光スポットは、「サイゴン中央郵便局」です。ベトナム語では、Buu dien Trung tam Saigon(ブー ディエン チュン タム サイゴン)と言います。
この建物は、フランスの植民地だった時代に建てられました。設計者もフランス人で、中に入るとヨーロッパの鉄道駅のような印象を受けます。それもそのはず。サイゴン中央郵便局は、パリの旧オルセー駅(現在はオルセー美術館)をモデルにして作られた建物です。
サイゴン中央郵便局への行き方は?
サイゴン中央郵便局は、最初にご紹介した観光地「サイゴン大教会」と隣同士にあります。そのため、セットで行かれる方がほとんどです。サイゴン大教会と同じく、1区中心部のドンコイ(Dong Khoi)通りとグエンユー(Nguyen Du)通りの交差点にあるので、アクセスはとても便利です。
タクシードライバーに「Buu dien Trung tam Saigon(ブー ディエン チュン タム サイゴン)」と伝えても行けますが、名前が長いので発音難易度が高いかもしれません・・・。
住所:Công xã Paris, Bến Nghé, Quận 1, HCM
サイゴン中央郵便局の見所は?
観光地「サイゴン中央郵便局」の見所は、ヨーロッパの建築様式とアジアの建築様式の混合で作られた建物です。外装もかっこいいですが内装も美しく、天井が丸くアーチ状になっておりガラス張りでとても素敵な内装になっています。
観光スポットでありながら郵便局として利用することもできるので、日本への郵送物等があればここから届けることができます。
また、お土産物もサイゴン中央郵便局内にたくさん売っています。サイゴン中央郵便局のおすすめのお土産は、郵便局ならではベトナムの古切手です。豊富な書類が売っているので、年配の方へのお土産として喜ばれるかもしれません。サイゴン中央郵便局は、色々と便利なホーチミンの観光地です。
ホーチミンのシンボル!美しい巨大な教会「サイゴン大教会」
「サイゴン大教会(Nha tho Duc Ba)」
最初にご紹介するホーチミン中心部のおすすめ観光スポットは「サイゴン大教会」です。ベトナム語でNha tho Duc Ba(ニャ トォ ドゥック バ)と言います。
この教会は、以前まで「国立教会」と呼ばれており、ベトナムがまだフランスの植民地だった1880年に建てられました。それでは詳細にホーチミンの観光スポット「サイゴン大教会」について見ていきましょう!
サイゴン大教会への行き方は?
サイゴン大教会は、ホーチミン1区の中心部ドンコイ(Dong Khoi)通りとグエンユー(Nguyen Du)通りの交差点にあり、とても行きやすい観光地の一つです。タクシードライバーにNha Tho Duc Ba(ニャ トォ ドゥック バ)と伝えていただくか、Dong Khoi va Nguyen Du(ドンコイとグエンユー)と伝えていただくと到着できます。
また、ホーチミン1区のドンコイ通り中心部(ホテル街)から、歩いて5分程度で行くことができる観光スポットです。暑いホーチミンでも歩ける距離なので、ドンコイ通り周辺にお泊まりの方は、歩いてこの観光スポットに向かっても良いと思います。ドンコイ通りのホテル街からサイゴン大教会までの間には、観光客向けにたくさんのお土産物屋があるので、立ち寄りながら向かうと楽しいと思います。
住所: Công xã Paris, Bến Nghé, Quận 1, HCM
サイゴン大教会の見所は?
ホーチミンの観光スポット「サイゴン大教会」の見所は、この教会の最大の特徴でもある高さ40メートルの二つの尖塔と、赤いレンガです。このレンガは、わざわざフランスから船で運んできたもので、たいへん質が良く、120年以上経った今もそのままの色を保っています。
サイゴン大教会は観光地でありながら現在も教会として使われており、ミサや結婚式が行われています。また、クリスマスの時期はイルミネーションや讃美歌によって華やかな観光地になります!
南ベトナムの旧大統領官邸!統一会堂
「統一会堂(Hoi truong Thong Nhat)」
ホーチミン中心部のおすすめ観光スポットとして、最後にお伝えするのは「統一会堂」です。ベトナム語では、「Hoi truong Thong Nhat(ホイ チュン トン ニャット)」と言います。この建物は1954年から1975年まで、南ベトナムの大統領官邸として使われていました。T字の建物の本館は、4500平方メートルの表面積があり、部屋が100以上もある大きな建物です。各部屋はそれぞれ様々な目的で作られており、様々な内装や飾りつけがされた部屋を見学することができます。
統一会堂への行き方は?
統一会堂は、前にご紹介したサイゴン大教会やサイゴン中央郵便局からとても近く、歩いて5分ぐらいの距離にあります。そのため、この2つの観光スポットと同時に行かれても良いかと思います。タクシーで向かう場合は、「135 Nam Kỳ Khởi Nghĩa」を見せていただくと到着できます。
住所:135 Nam Kỳ Khởi Nghĩa, Phường Bến Thành, Quận 1, HCM
統一会堂の見所は?
統一会堂は当時の代表的な建物と言われてり、東洋様式と西洋様式や伝統と現代の融合があります。歴史の様ざまな変遷を経た統一会堂は、建築物としても歴史的にも高い価値があるホーチミンの観光スポットになりました。
観光地しての統一会堂の見所は、豪勢な内装です。昔、大統領官邸として使われていただけあって、金箔だらけの部屋やシャンデリアが綺麗なファーストレディ用の宴会場など各国のVIPをもてなすための豪勢な部屋がたくさんあります。大統領官邸を見る機会はなかなかないと思うので、そんな非日常の空間を見学できることが観光地「統一会堂」の魅力です。
また、統一会堂屋上からは、統一会堂からまっすぐ伸びるレ ユン(Le Duan)通りを一望でき、レ ユン通りの左右に広がる公園など美しい景気が広がっています。この景色が見れることも統一会堂の見所の一つです。
ベトナムの歴史を知りたいのであればここ!ベトナム歴史博物館
「ベトナム歴史博物館(Bao tang Lich su Vietnam)」
次にご紹介するホーチミンのおすすめ観光スポットは、「ベトナム歴史博物館」です。ベトナム語では、「Bao tang Lich su Vietnam(バオ タン リッチ スゥ ベトナム)」と言います。こちらはベトナム南部で一番大きな規模を誇る博物館です。原始時代から現代まで、ベトナムの歴史の遺物が展示されています。
この建物は植民地時代の1929年に建てられました。設計者はフランス人で、ヨーロッパの建築様式ですが、屋根は中国式を採り入れた風変わりな建築が特徴です。入場料は、15,000VND(約75円)と格安です。また、追加で40,000VND(約200円)を支払うと館内での撮影許可書をもらえ撮影することができます。
ベトナム歴史博物館への行き方は?
ベトナム歴史博物館はホーチミン1区の中心部にあり、サイゴン動植物園の一角にあります。タクシードライバーに以下の住所を見せましょう。Nguyễn Bỉnh Khiêm(グエン ビン キム)は発音が簡単で、言葉で伝えても伝わると思います。ちなみに、2はベトナム語でHai(ハイ)です!
住所:2 Nguyễn Bỉnh Khiêm, Quận 1, HCM
ベトナム歴史博物館の見所は?
昔、現在のベトナムの南半分にチャム族やクメール族の王国があり、その後ベトナム領になりました。この博物館には、そういったチャム族やクメール族の古い美術品が充実しています。今のベトナム人と言われる人々はキン族と言い、中国の強い影響を受けています。これに対して、チャム族やクメール族はインド文化の影響を受けた民族です。この博物間では、そういった文化の違いを垣間見ることができます!
また、ベトナム歴史博物館には1869年に亡くなられた方の本物のミイラが展示されています。実物のミイラを見たことがない方は、ミイラを見るためだけにでも行く価値がある観光地です。
ホーチミンのインスタ映えスポット!ピンクの教会「タンディン教会」
「タンディン教会(Nha tho Tan Dinh)」(画像元:The gioi tiep thi)
ホーチミンの観光スポットとして、サイゴン大聖堂に続き次も教会をご紹介します!ご紹介する観光地は、ピンクの教会「タンディン教会」です。ホーチミンのタンソンニャット国際空港からホーチミン市中心部に向かう途中にあるため、タクシーからみて「なんだこの教会は!」と思われていた方も多いのではないでしょうか。
このタンディン教会は、ホーチミンでサイゴン大教会に続く2番目の大きさを誇る教会で、ローマ建築様式によって建てられた教会です。ちなみに、タンディン教会はベトナム語では、Nha tho Tan Dinh(ニャ トォ タンディン)と呼ばれています。
タンディン教会への行き方は?
タンディン教会は、ホーチミン市内のハイバーチュン(Hai Ba Trung)通り沿いにあります。1区のハイバーチュン通りではなく、3区のハイバーチュン通りのため、1区の中心部からはタクシーで10分ぐらいかかります。ただ、平日の16:00〜20:00まではハイバーチュン通りが通勤ラッシュのため激混みします。この時間だと、同じ距離でも3倍〜5倍ぐらい時間がかかってしまうため、混雑を避けて午前中か昼間に行くようにしましょう。
タクシードライバーに以下の住所を見せていただくか、Nha tho Tan Dinh(ニャ トォ タンディン)と伝えましょう。有名な観光スポットのためスムーズに伝わると思います。
住所:289 Hai Ba Trung, Quan 3, HCM
タンディン教会の見所は?
ホーチミンの観光スポット「タンディン教会」の見所は、もちろんピンク一色の見た目です!外装だけでなく、内装や周りの建物もピンク一色。ピンク一色に統一された内装はとても美しく、教会内がとても明るく感じます。また教会内には様々なステンドグラスがあり、美しいロマンチックな風景が広がっています。
タンディン教会はどこを撮っても絵になる観光地のため、近年インスタ映えスポットとしてホーチミンの有名な観光スポットになりました。ホーチミン中心部からそれほど遠くない観光地なので、ホーチミンにお越しの際はぜひお立ち寄りください!
【郊外の観光地】ベトナム戦争のリアルを知れる!クチトンネル
ホーチミン郊外の観光地としてメコン川も有名ですが、今回はもう一つ有名なクチトンネル(Dia dao Cu Chi)をご紹介します。
「クチトンネル(Dia dao Cu Chi)」(画像元:TripREX)
クチトンネルとは、ベトナム戦争中に南ベトナム解放民族戦線(以下、ベトナム解放戦線)が、クチ地域に約25年の歳月をもって築いた全長250kmにも及ぶ巨大な地下ネットワークのことです。
クチトンネルを築き、トンネルの中で生活しながらゲリラ戦を戦ったベトナム解放戦線は、ついにアメリカ軍のクチ地域の侵略を許さず、アメリカ軍をベトナム撤退に追い込みました。ベトナム人にとって、アメリカに勝つ原動力となった場所がクチトンネルであり、ベトナム人の誇りの場所となっています。
クチトンネルへの行き方は?
クチトンネルはホーチミン市内にありますが、市内の北西の外れにあり、ホーチミン市内中心部から約70km離れています。そのため、ホーチミン市内からは、バスで片道約1時間半ぐらいかかります。
ホーチミン中心部からクチトンネルへの観光ツアーはたくさんあり、ホテルでも予約できますし、街の旅行代理店でも簡単に予約できます。ホーチミン中心部からの半日の観光ツアーが毎日組まれており、バス+ツアーガイド+入場料で150,000VND(約800円)程度なので、クチトンネルを観光で訪れる際にはツアーをおすすめします。
タクシーでもいけますが、ホーチミン中心部から片道で800,000VND(約4,000円)ぐらいかかってしまいます。
クチトンネルの見所は?
観光地「クチトンネル」の見所は、ベトナム戦争のリアルな実情を見ることができる点です。今回はご紹介しませんでしたが、ホーチミン中心部にあるホーチミン戦争博物館でもベトナム戦争について学ぶことができます。しかし、クチトンネルのようなリアルさは感じないと思います。
例えば、以下の写真はクチトンネルの入口ですが、小柄なベトナム人でギリギリの大きさです。しっかりした体格のアメリカ兵は入ることすらできなかったたそうです。これでも観光用に穴を広げたんだとか。
トンネル内部は、会議室や救護室など様々な部屋が観光客向けに復元されており、地下でのベトナム解放戦線の方々の生活が垣間見れます。クチトンネル内は酸素が薄く、10m進むのもやっとなトンネルは少し進んだだけで息も絶え絶えになります。
また、ベトナム解放戦線が作った落とし穴を再現したものなどがあり、アメリカとベトナムで戦い方が全く違うことがよくわかります。このような落とし穴は命までは奪わないものの、様々な罠をしかけてくる姿の見えない敵ベトナム解放戦線との闘いに、アメリカ兵は精神的、肉体的苦痛でどんどん疲弊していったそうです。
そして、クチトンネルでは射撃体験もできます。値段は一発150,000VND(約800円)とベトナムにしては少々高めですが、一発一発の迫力をぜひご自身で体験してみてください。この銃の先を人に向けて戦っていたと思うと、改めて平和を願わずにはいられなくなります。
【穴場観光地】世界奇怪遺産に選ばれた遊園地!スイティエン公園
「スイティエン公園(Khu Du lich Van hoa Suoi Tien)」(画像元:Viet Fun Travel)
世界奇怪遺産というものがあるのをご存知でしょうか?世界遺産とは一線を画し、読んで字のごとく「世界中の変なもの集めてみました!」そんな遺産ですが、その世界奇怪遺産を紹介する本の表紙に選ばれたのが、今回ご紹介するホーチミンのスイティエン公園(Khu Du lich Van hoa Suoi Tien)です。一言で言うと、カオスな遊園地です(笑)。
遊園地としてではなく、穴場観光地としてホーチミンに来た際には行くべき場所の一つだと思います。
スイティエン公園への行き方は?
スイティエン公園までの行き方は、ご紹介したベンタイン市場前にあるバス乗り場から19番か53番バスに乗り込み約1時間かかります。バスの値段はなんと6,000VND(約30円)!激安です。
バスで行くのが不安な方はタクシーをご利用ください。300,000VND(約1500円)程度なので、往復3,000円は検討の範囲内だと思います。ちなみに、入場料は一人90,000VND(約450円)です。タクシーで行く場合は、タクシードライバーに「スイティエン!」と言えば伝えると思います。伝わらない場合は、スイティエン公園を意味するKhu Du lich Van hoa Suoi Tienを見せましょう。
スイティエン公園の見所は?
観光地「スイティエン公園」の見所は・・・。なんでしょうか。日本にはないむちゃくちゃ感、カオス感でしょうか。まず、園内を歩いていると様々な巨大なモニュメントがあります。
大仏
噴水
龍
モアイ像
謎の入り口(下に小さく映ってる人とサイズを比べてください)
スイティエン公園は、とにかくすべてが大きいです。かつ、意味が分からないものが多く展示されています。
公園内には遊園地にかかせない絶叫アトラクションもありますが、バーが固定されていないジェットコースターなど、「違った意味で怖い」アトラクションばかりです。釣竿に肉をつけてワニを釣るワニ釣りなど、日本にはないベトナムならでは感を感じたい方には、おすすめの観光スポットです。
ホーチミン観光に欠かせないその他の情報
ホーチミン観光に欠かせない、夜の観光スポット、お土産スポットなどをご紹介します。また、ホーチミン観光のベストシーズンはいつのかも解説していきます。
ホーチミン観光の夜のスポットは?
ホーチミン市内の夜の観光地は、おしゃれなレストランやスカイバーだと思います。インスタ映えするおしゃれなお店が本当に多いので、お気に入りのレストランやバーが見つかると思います。
以下の記事におしゃれなお店だけをまとめています。ホーチミンの夜の観光の参考にしてみてください。
ホーチミン観光に欠かせないお土産スポットは?
お土産選びは、ホーチミン観光に欠かせない要素の一つだと思います。あまり時間がないホーチミン旅行でスムーズに良いお土産を探していただけるよう、以下におすすめのお土産やお土産スポットをまとめています。それぞれの住所も記載しているので、参考にされてください。
ホーチミン観光のベストシーズンはいつ?
ホーチミンは雨季と乾季に分かれています。乾季は11月~4月頃まで、雨季は5月~10月頃になっており、観光のベストシーズンとしては雨が少ない乾季だと言えるでしょう。
乾季の中でも、平均気温が20度程度で暑すぎない12月〜2月が特に良いシーズンだと思います。昼から夜まで快適に過ごすことができ、雨も降らないため観光に最適なシーズンです。
逆に、雨季は最悪なシーズンかというとそうでもありません。雨季といっても、日本の梅雨のように1日中雨が降るわけではなく、昼間にスコールのような形で2〜3時間程度雨が振り、後は晴れていることが多いからです。
まとめ
ホーチミン中心部にあるおすすめ観光スポット6つと、ホーチミン郊外の観光スポット2つを紹介してきました。最初にご紹介したホーチミン中心部の6つの観光スポットは、すべてとても近く、余裕ですべての観光スポットを1日で周ることが可能です。ホーチミン観光にあまり時間をかけられない方は、こちらの情報を参考にしていただけると嬉しいです。
またホーチミンから少しだけ郊外に行くと、クチトンネルやスイティエン公園など、非日常な観光スポットに行くことができます。観光のお時間がある方は、両方とも半日程度戻ってこれるので足を運んでみてはいかがでしょうか。
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