産休制度が充実!?ベトナムで女性の社会進出が進む理由を解説!

 

仕事と家庭を両立したい女性にとって大きな壁になるのが「出産」と「育児」。日本では男性の産休取得率が高まってきたり、職場内に子供を預けられる場所が設置されたりと大分改善されてきましたが、女性の社会進出を進めるうえでまだまだ課題は山積み状態・・・。

そして、ここベトナムは実はとても女性の社会進出率(労働参加率)が高い国なんです!

労働参加率は、日本が69.1%であるのに対し、ベトナムは90.1%!なんと日本より社会進出率が21ポイントも高いんです。各国の労働参加率はは以下のとおり。「労働力参加」という点をみると、ベトナムが他国を抜きん出て高いのがわかると思います。

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(MasterCard Worldwide(女性の社会進出度調査(MasterCard Worldwide Index of Women’s Advancement))

どうしてベトナムは、女性の社会進出率(労働参加率)が高いのか。私たちはその理由を産休制度にあると考えました。そこで今回は、ベトナムの産休制度について解説します!

 ベトナムは東南アジアNo.1の産休期間!

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ベトナムの産前産後休暇(以下、産休)の期間はなんと26週間!東南アジア最長なんです。

ちなみに他の国と比較しても、
・シンガポール:16週間
・タイ、インドネシア、カンボジア、ラオス:13週間
・ミャンマー:12週間
・フィリピン、マレーシア、ブルネイ:9週間
となっており、ベトナムは他の国よりも圧倒的に産休期間が長いことがわかります!

ちなみに、日本での産休の期間は、予定日より6週間前の産前休暇と、分娩日の翌日より8週間の産後休暇があり、合計14週間の産休期間があります。ベトナムの26週間がいかに長いのかがお分かりいただけると思います。

 

 ベトナムでの産休期間の給料支給は?

ベトナムでは産休中も休職前の100%の給与が国から社会保険費用として支払われ、一切の減額はありません。

日本では、健康保険組合や共済組合などに会社や組織が加入していれば、産休前に毎月支払われたお給料の3分の2程度がもらえる「出産手当金」があります。ただし、国民健康保険の加入者は支給されません。産休中の給料支給においてもベトナムの制度が充実していることがお分かりいただけると思います。

また、
・男性の産休制度の確立
・工場で妊娠中の方が座ったまま作業できる「妊婦ライン」の設置
などもあり、女性の働きに支えられているベトナムならではの制度も浸透しています。

 

 ベトナムの産休後の制度は?

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ベトナムは産休後のアフターフォローもばっちり!12カ月未満の乳児を養育する女性労働者は、子供への授乳、母乳の搾乳・保管、休憩のために勤務時間中に1日60分の休憩をとることができます。また、日本と違い育児休暇は法律上ありませんが、会社と同意の上で無給休暇を取得することはできます。

中流階級の家ではベビーシッターさんやお手伝いさんを利用することも一般的になってきており、その点も育児中にも関わらず働くことができている要因になっているのかもしれません。

 産後のフォロー「母乳バンク」!

ダナン市産婦人科小児科病院でベトナム国内初の「母乳バンク」が正式に開始されました!日本ではあまり馴染みのないものですが、母乳バンクとはドナーから提供された母乳を冷凍保存し、必要に応じて母乳の提供を行うものです。そのため、母乳での育児を行いたい人にはとても魅力的な取り組みなのではないでしょうか。

この病院では、産婦は完全母乳育児についてカウンセリングをうけた後、搾乳した母乳を寄付するという流れになっています。また、寄付された母乳は未熟児や早産児・疾病児・病院で誕生後に孤児となった乳児などの”ハイリスク”の赤ちゃんに優先的に与えられます。

病院内では年間誕生する13,000~15,000人の赤ちゃんのうち30%が”ハイリスク”に分類され、該当する3,000~4,000人が母乳バンクを受けられる見込みです。ドナーの検査から管理まで厳格なプロセスに基づき実施されるため衛生面でも安心できます。メリット・デメリットがあるにせよ、母乳のみで子供を育てたいお母さんにはうれしい取り組みですね!

 

 ベトナム人女性は産休制度をどう思う?

ここまで読んでいただいた皆さまには、ベトナムでの産休制度の充実が、女性の社会進出を支援していることを理解いただけたと思います。

それでは、実際に出産を経たベトナム人の女性は、ベトナムの産休制度についてどう考えているのでしょうか。弊社ベトナム人女性スタッフ2名(Lienさん・Anhさん)に聞いてみました。出産・育児を経験した現在も、現役バリバリで働いている2名です。

Lien san

Lienさん(Admin)

Anh san

Anh さん(リクルーティングアドバイザー)

 

 産前・産後の休暇はどのくらいの期間とりましたか?

二人への質問と回答の内容を、Q&A形式でお届けします。

Q1:産前・産後休暇はどのくらいの期間とりましたか?

A1:
(Lienさん)給料ありで6カ月、さらに子供のことを考え給料なしで12カ月の合わせて18カ月お休みしました。

(Anhさん)6カ月です。

Q2:育児と仕事の両立において不安はありましたか?

A2:
(Lienさん)娘が17カ月の時に保育園に預けはじめ、仕事に復帰しました。娘が3歳までは季節の変わり目ごとに体調を崩してしまっていたため、仕事をしながらも常に不安がありました。子供の体調の面で復帰後もよく有給をとりましたが、会社が理解してくれたためとても助かりました。

(Anhさん)ありました。育児と仕事の両立はとても大変でしたし、私の健康状況や精神状況にとても影響を与えました。

Q3:ベトナムの産休制度で、満足している点/不満な点はありますか?

A3:
(Lienさん)ベトナムの産休制度で満足な点は、子供が1歳までは業務時間を短くできるのはとても良い制度だと思います。また、子供が病気になった場合は、3歳以下であれば20日分は社会保険機関からその日の給与の75%が支給。3-7歳までは、15日分は社会保険機関からその日の給与の75%が支給されます。また、6歳以下の子供は、国の病院で無料で健康診断を受けることができます。国の育児制度は良いものの、病院の設備やレベルが不十分なことには不満があります。

(Anhさん)
Lienさんと同じように病院の質が低く、子供が病気になったときはすごく困っています。また、ベトナムの企業の一部は、産休前後の女性を解雇しようとすることがあります。ベトナムの法律で禁止されていますが、このような現象は、ベトナム社会で産休制度や働くママへの理解が不十分な証拠だと思います。

以上、ベトナム人2名から生の声を聞いてみました。

 

 まとめ

ベトナムは産休制度が優れているだけでなく、積極的に周りが育児のサポートを行う体制・雰囲気がしっかりしているのかもしれません。

出産・育児を控え、キャリアについて悩んでいる女性のみなさん。ベトナムは、産休制度や働くママへの支援する体制・雰囲気が整っています。ベトナムへの就職を選択肢に入れてみてはいかがでしょう?

 

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