結婚相手はベトナム人!国際結婚の手続きや流れについて徹底解説!

ベトナムに駐在員として働いている日本人や、ベトナム就職/転職をされて働いている日本人で、ベトナム人と国際結婚をした方はとても多くいらっしゃいます。また、近年日本に留学や就職しているベトナム人が急増していることから、今後日本でもベトナム人との国際結婚が増えていくと思います。

そこで今回は、ハノイに住む日本人男性で、実際にベトナム人女性との国際結婚をされた方に結婚届の提出方法、記念写真撮影、結納、結婚式などのリアルな体験をお話いただきました。ベトナム現地でのベトナム人との国際結婚に必要な手続きや流れについて徹底解説します。

 ベトナムの結婚に関する基礎知識

まずは、ベトナムの結婚に関する基礎知識をお伝えします。日本と違うので、その違いをしっかりと理解しましょう。

 

 ベトナム人の結婚できる年齢は?同性婚は可能?

ベトナムでは婚姻に関する法律で、男性は満20歳以上、女性は満18歳以上を結婚できる年齢として規定しています。

また、ベトナムでは2015年1月に同性婚の禁止を撤廃しました。だからと言って許可しているわけではなく、同性通しの結婚式などを取り締まったり罰金をとったりしないというだけで、法律的に同性婚が認められているわけではありません。

 

 ベトナムは結婚したら苗字が変わるの?

ベトナムでは日本のように、結婚することで夫婦が同じ苗字になりません。そのため、ベトナム人と結婚したからと言って苗字を変更する必要はありません。

子供が生まれた場合は、ベトナムで出生届する際はベトナムの苗字を、日本で届ける場合は日本の苗字を届けることが一般的ですが、ベトナムの出生届で日本の苗字を届けても受理されたケースは多々あります。子供の苗字に関しては、ベトナムで生活する予定なのか、日本で生活する予定なのかで決定しても良いかもしれません。かなり柔軟に調整が可能です。

 

 ベトナムで配偶者ビザの取得は可能?

パスポート、ベトナムの結婚証明書、ベトナム人配偶者の戸籍謄本を提出すれば、比較的簡単にベトナムの配偶者ビザを取得することが可能です。期間は5年間で、他のビザと比べるととても長い期間になります。都度更新が必要になります。

一方、日本でベトナム人配偶者の配偶者ビザ(在留資格「日本人の配偶者」)を取得するのは、審査が厳しく難航するケースが多いです。それだけ偽装結婚が横行しているからだと思います。

 

 ベトナムでの国際結婚の手続き

ベトナムでベトナム人と国際結婚する場合、ベトナムの公的機関に二人の結婚を認めてもらわないといけません。この手続きの方法を解説します。

 

 日本人が準備すべき必要書類

ベトナム現地で、日本人とベトナム人が結婚する場合、ベトナムの法務局への書類の提出が必要になります。提出すべき書類は、在ベトナム日本国大使館/領事館、及び日本の市町村役場で発行してもらえるものが大半になります。

〈日本の市町村役場〉
1.戸籍謄本 x 2
2.独身証明書 x 2

2部取る理由は、これらの書類を在ベトナム日本国大使館/領事館とベトナムの法務局の双方に提出する必要があるためです。

〈大使館〉
結婚要件具備証明書

日本国大使館/領事館に行って、申請書に諸々記載し提出すると翌営業日には「結婚要件具備証明書」がもらえます。私のときは1,500円/枚ぐらいかかりました。

※詳細は、在ベトナム日本国大使館のWEBページでご確認ください。

〈その他〉
パスポートおよび滞在許可書(VISA)の公証付きコピー

公証は、日本同様にベトナムの公証役場に持ち込むと可能です。ベトナム人のパートナーにお願いしましょう。

 

 健康診断

指定病院で各種健康診断を受ける必要がありますが、ハノイの指定病院は高かったので妻の故郷の指定病院で受けました。2〜3時間ぐらいかかりますが、5,000円ぐらいの袖の下を渡したら、健康診断に医者が同伴してくれて非常にスムーズでした。

 

 ベトナム法務局での書類提出と面接

法務省-500x282

写真がベトナムの法務局です。法務局でもらえる結婚申請書に基本事項記載の上、集めた書類と一緒に提出します。私は、妻の故郷であるゲアン省の法務局で提出しました。その後、1週間以内に法務局の担当との面接が行われます。国際結婚するのに面接が必要!?と驚かれる方もいらっしゃると思いますが、ベトナムは詐欺目的で国際結婚する方も多いため、それを防ぐためらしいです。

私の場合、質問された内容は下記の通りでした。

1.生年月日
2.双方の両親について
3.双方の兄弟について
4.双方の家族/親戚に会いましたか。
5.双方の仕事について(給与、職業、勤務地等)
6.初婚ですか。
7.何の為に結婚しますか。(愛情/日本へ行く為の2択)
8.署名の確認

全部で15分ぐらいです。面接官に袖の下を渡していたので、終始和やかな雰囲気で進みました。面接終了後、1ヶ月半ほどで結婚許可がおりました。私の場合、式の直前に結婚許可がおり結婚証明書の書類ができあがったので、ちょうど妻の故郷にいたので直接取りに行きました。もちろん、郵送してもらうことも可能です。

※2017年以降、この面接が廃止になったという話を聞いたことがあります。現在は行なっていない可能性がありますので、ご了承ください。

 

 在ベトナム日本国大使館/領事館への書類提出

この出来上がった結婚証明書と以下を3ヶ月以内に在ベトナム日本国大使館/領事館に提出すれば、日本でも書類上結婚したことになります。

・婚姻証明書の和訳(公証不要。個人での翻訳可)
・パスポート、戸籍謄本
・嫁のパスポート
・嫁の出生届け(越文、和文。公証不要。個人での翻訳可)

ベトナムで国際結婚の手続きを進める場合、上記のようにある程度まとまった期間ベトナムに滞在する必要があります。かつ、私のように妻の故郷が遠方の場合は、都度、長距離移動が発生するので、肉体的なダメージは覚悟してください。また、なかなか国際結婚を認めてもらえないケースもあるようで、「何度も何度も妻の実家近くの法務局に足を運ばなければならず精神的に参った。」という話も聞いたことがあります。ただ、国際結婚をするには越えなければならないハードルなので頑張りどころですね。

 

 ベトナムでの結婚記念写真の撮影

結婚前に必ずしなければならない結婚記念写真の撮影です。下手したら結婚式自体より大切です。

日本のようにスタジオで1時間というような感じでは終わりません。ベトナム人はここで撮った写真をFacebookであげたり、家族、友人、同僚に見せたりするので、ベトナム人にとって結婚記念写真の撮影はとても重要なイベントです。以下は、実際に私が行った流れです。

 

 撮影プランの打ち合わせ

まずは、結婚記念写真の撮影プランを入念に打ち合わせします。私の場合は、以下のような内容の打ち合わせでした。

・撮影場所
・アルバムに載せる写真の枚数
・アルバムのサイズ/デザイン
・お色なおしの回数(ドレス/アオザイの枚数)
・CE-ROM(音楽付き)
・小さいな写真入れ、カレンダーなどの小物の有無
・特大写真のサイズ/枚数(60×90,90×120など)

私のプランは、撮影3箇所、ドレス3枚、アオザイ1枚、特大写真60 x 90が2枚、結婚式着用のドレス/アオザイのレンタルで合計約50,000円でした。プランのチョイスは気持ちよく女性に任せましょう。これは完全に女性が主役のイベントなので・・・。

 

 撮影当日のスケジュール

結婚記念写真の撮影当日のスケジュールは、以下のようにとてもハードです。待ち時間が多いので、本を読んだりゲームをするなど、事前に暇つぶしの方法を考えておいた方がよいかもしれません。

8:00~ スタジオ入り
女性の着付け/化粧/髪のセットを男性は大人しく待ちます。私は2時間待ちました。男性はスーツが一般的ですので、5分そこらで終わります。

10:00~ 撮影場所へ移動
郊外に撮影の為にだけ作られた公園のようなところがいくつもあります。

11:00~ 撮影開始
一通り撮ってからお色なおしをします。準備ができるまで小1時間かかるので、男性は大人しく待ちます。それを何度か繰り返します。

18:00~ 次の撮影場所へ移動

19:30~ 撮影開始

21:30~ 撮影終了

1日で800枚ぐらいの写真を撮り、スタジオへ帰り、USBに撮った写真を移し、持ち帰ります。そこから100枚〜150枚ぐらいに絞り、スタジオに渡します。その写真をフォトショップ加工/修正してもらいます。ちなみに、ベトナムでは、記念写真などのオフィシャルな写真はかならず加工/修正します。

そこから更にアルバム用の写真、特大写真用の写真、小物用の写真を選び、できあがりを待ちます。大体1週間程度でできあがりです。支払いは申し込み時に半金、写真撮影後、写真の加工/修正前に半金を支払います。

 

 ベトナム版の結納「An Hoi」

「An Hoi」は日本で言うところの結納にあたると思います。私の場合は妻の実家であるベトナムの中部ゲアン省で行いました。An Hoiでは、当人2名+双方の家族が顔を合わせます。この際、父などの男性の親族の出席が重要視されます。妻の実家がベトナムの地方なため、男性優位社会の名残ではないかと思います。私は父が既に亡くなっていたため、わざわざシンガポールから叔父に来てもらいました。

An Hoiでは、男性側から女性側の実家へ結納品及び結納金を納めます。結納品に関しては、結納品+当日それを運ぶ人を手配する業者がありますので、それを利用すると便利です。場合によっては友人にお願いし運んでもらうこともあるようです。妻宅に着いてから後ろに結納品を持った人を引き連れて家に入ります。

基本的に親族同士が話す場であり、当人2名はほとんど話しません。双方の代表及び数名の男性親族が互いに挨拶をします。その後、当人2名がご先祖様の仏壇に向かって、お祈りをし、終了です。時間にしたら1時間半ぐらいです。

 

 ベトナムでの結婚式

近年は、ベトナムでは様々な結婚式がありますが、今回は私が経験したベトナムでの結婚式について説明します。妻の実家がベトナムの地方なため、ベトナムでよく行われている結婚式の内容だと思います。

 

 結婚式の内容

午前9:00頃、親族揃って新婦宅に向かいます。到着後、新婦を部屋に迎えに行きます。その後、一緒に披露宴会場に向かいます。ちなみに、結納時に依頼した会社が結婚式に関わる全てを準備してくれます。(披露宴会場、司会進行役、生バンド、歌手、カメラマン、来賓用テーブル、食事、ケーキなど)

まず、結婚式が始まるといきなり会場のステージで新郎新婦と親族、来賓との写真撮影大会がスタートします。ひとしきり終わると、司会が始めの挨拶を行います。新郎新婦および両親の紹介後、指輪の交換になります。

ここで、注意!なぜだか新郎の両親は新婦に、新婦の両親は新郎に、或いは両方に指輪やネックレスの贈り物をします。しかも金のみ。銀は好まれません。

その後、新郎新婦は席につき、司会が結婚式進めていきます。生歌が響く中、シャンパンタワーに酒を注いだり、ケーキ入刀など日本でも恒例の結婚式のプログラムを消化していきます。日本によくある友人代表などの挨拶はありません。その代わりに歌を歌います。ベトナム人はカラオケが大好きです。これでもかっというぐらい結婚式でのカラオケが続きます。わざわざ来てくれた私の日本人の友人もベトナム語で歌ってくれました(笑)。これはベトナムのどの結婚式に参加しても変わらないので、ベトナムの結婚式=カラオケ大会だとお考えください(笑)。

歌が落ち着いた頃に、来賓のテーブルを新郎新婦で回ります。この際に手に持つのはキャンドルサービスではなく、ビールを注がれるグラスです。私はお酒がダメなんで、一滴も飲まずに終わりましたが、飲める新郎だったら、まぁ大騒ぎですね。

一通りテーブルを回り、会が落ち着くと、来客がパラパラ帰って行きますので、それを出口で見送ります。ちなみに、ベトナムの結婚式は入退場がとても自由です。結婚式の開始時刻にはまず間違いなく親族以外いません(笑)。友人等の来客は30分後ぐらいからパラパラ集まり出して、会が落ち着いた頃にパラパラ去っていきます。見ず知らずの人がいても誰も気づかないぐらいの自由さです。

 

 結婚式のご祝儀の相場は?

ベトナムでの結婚式のご祝儀の相場はどのくらいか気になる方も多いと思うので説明しておきます。

友人や同僚の場合は、500,000VND(約2,500円)もしくは1,000,000VND(約5,000円)が相場だと思います。部下であるベトナム人の結婚式に参加する場合は、2,000,000VND(約10,000円)ぐらいがちょうど良いと思います。ご祝儀は手渡しではなく、受付にある箱に入れるのが一般的です。

 

 結婚式にかかるお金は?

大きな結婚式会場で100人〜150人ぐらい呼んだとしても、費用は30万円〜40万円程度です。

ただ、この他に写真撮影や結納、日本から家族を呼ぶ費用、また奥様の地元での結婚式等も必要になるのでトータル100万円ぐらいは準備しておいた方が良いです。

 

 結婚式後は?

結婚③-500x323

結婚式が終わり親族以外の来客が帰ったら、新郎は自宅に新婦を連れて帰ります。その際、上の写真のような花で飾った車に乗って帰ります。式の準備をした会社が手配してくれます。それに乗って、家(私はホテルへ)へ帰り、新婚用に飾られた部屋で親族一同から新郎新婦は写真を撮られて、式は終わりです。

結婚②-500x281

私が外国人、妻の故郷でベトナム式にやったこともあって準備は妻のお母さんを中心にやってもらって、私は言われるがままにこなしていくだけで、非常に楽でした。ベトナム人同士や男女が逆になったりするとまた変わってくると思います。特に女性は化粧やセットなどやることが多いですから。ただ、ベトナムの結婚式は日本よりも気軽で、準備も対してしなくていいのが男性としては嬉しいです。

 

 まとめ

ベトナム現地でのベトナム人と国際結婚する方法と流れについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。ベトナム人との国際結婚は、結婚届の提出や法務局との面接など結婚を認めてもらうまでが大変ですが、結婚式などは準備も楽で費用もかからず苦労は少ないと思います。

ベトナム人と国際結婚するとなると分からないことがだらけだと思いますが、こちらの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

 

最新ベトナム求人はこちら

****************************************************************************************

▽ベトナム就職・転職に関する相談はこちら▽
ベトナム就職相談

Jellyfish Agentではベトナム就職・転職サポートを無料で行なっております。
ベトナムの求人・仕事に興味をお持ちの方はお気軽にお申し込みください。