Webディレクター / 袖野太士さん – ベトナム就職者談

今回のベトナム就職者談は、若干25才でWebディレクターとしてベトナムの日系IT企業に勤務しておられる袖野太士さんです。なんと新卒で現地採用としてベトナム就職を決め、現在ベトナムで働いてらっしゃいます。

幼い頃からただ漠然と「海外で働きたい」と思っていた袖野さん。大学では建築を学び、さらには大学院に進みます。そこから、どうして新卒でベトナムでの現地採用を選び、どうしてIT業界でWebディレクターとして働いているのでしょうか。

袖野さん pic_Fotor

 海外で働きたい思いが募った理由

−では早速、自己紹介からお願いします!

トイテンラー・・・って違いますか。今ベトナム語を勉強していて、、、(笑)。袖野太士(そでのたいし)、25歳、東京都出身です。大学は地方の国立大学に進みました。学部時代は建築社会環境工学、院生時代は土木工学を専攻していました。

ちなみに研究テーマは発展途上国に適応できる下水処理システムの開発です。研究室を選んだのは、そこの研究室が海外で調査をしていて「自分が海外に行けるから」だったんです!その研究室では、インドとエジプトに合計半年間滞在しました。

 

−そうなんですね、そもそも何で海外に興味を持ったんですか?!

きっかけですか、恐らく祖父の影響です。祖父が商社で勤めていたこともあって、幼い頃から海外で働いている話を聞いていました。両親からも「海外で働くってかっこいいよね」という方向づけをされて教育を受けた気がします…(笑)

 

−海外の中でも、先進国ではなくて途上国で働こうと思っていたんですか?

そうですね。途上国で働くことに魅力は感じていました。今後のことを考えると、途上国は大きな可能性があると思うんです。日本の人口減少、市場規模が縮小する反面、途上国は若さ溢れる人口、膨大する市場があり今後の成長が著しいと思いました。発展していく環境に身を置き、成長を肌で感じ生活していきたいと思ったんです!

また、インド、エジプトでの経験で、自分が海外で生活できるという適応力があることを判断することもできました。海外で働くのはやりがいがあるし、面白い!と思ったのが大学院生1年の2月。それまで就職活動のことなんて全く考えていませんでした。

 

 海外で働く方法を模索した日本での就職活動

−いよいよ就職活動が始まる時期ですね。どのように就職活動をされていたんですか?

大学院でも土木専攻で、且つ海外で働きたいとなるとプラント会社が最初に浮かびました。ただ、それではワクワクししなかったんです。

実は大学院1年生の夏に2週間だけですが、建設コンサルティング会社のインターンシップに参加したんです。インターンで行ったのはいいものの、毎日エクセルの打ち込みなどの平凡な作業しかやらせてもらえない環境で。まぁインターン生なんで当たり前なんですけどね。そこでなんとなく、「この業界つまんないのかもしれないな?」と思ってしまったんです実際その会社で働くのがつまんないというわけではないと思うのですが、もうつまんないというイメージがついてしまって。

 

−なるほど、実際中で働いてみたら違ったと。

そうですね、あとプラントの会社とかは規模が大きすぎて、「結局誰がデザインしても一緒じゃない?」と思うようになりました。「自分が入らなくても他の人がやっても一緒じゃん!」って考えてしまいました。そして、会社の規模と、そこで自分が出せるインパクトと比較したんです。その結果、自分が活躍できる場所ではないと思い、技術系の就職は諦めました。

そして「海外で働く」ことだけに絞ったんです。その結果がまずは、商社でした。特にやりたいことがあったというよりは、「商社なら何でも幅広くやってるし。」くらいの感覚だったんですけどね。

 

−でも、結果商社も違った訳ですか?

そうなんですよ。説明会も行ったりしたんですけど、そこでは違和感を感じました。説明会で目立つ人が評価され、今後選考が進むにつれても、この業界で僕は評価されるタイプの人間ではないなという結論に至りました。それにそこを押し曲げてまで入りたくないなと思いました。

 

−なるほど。そこで袖野さんは次にどんな選択肢を選ぶんですか?

同期の子たちや先輩が大手や公務員など安定している就職先に次々決まる中で、焦りもありましたが僕はなぜかフィリピンへ語学留学に出かけたんです。海外で働くには、英語必要だし、フィリピンでの語学留学流行っているし、って思って(笑)。フィリピンにいたのは1ヶ月間だけだったのですが、そこで通っていた語学学校経由で「現地採用」の存在を知ったんです。語学学校の卒業生を対象にしたセミナーに参加すると、現地で就職をされた方のお話を聞くことができました。

 

−そこでようやく「海外で現地採用として働く」というところに繋がるんですね!

そうなんですよ。実際に日本で就職して海外に駐在員としていける職業であったとしても、いざ国外で仕事をするのは時間がかかったり、30歳過ぎにならないと駐在できなかったりというのを聞いて。それだったら現地採用として現地企業に直接就職するなら最初から海外だし、「日本で就職する必要なんてないんだ」と思いました。そこで出会った人に「現地採用に興味がある」という事を伝えて、人材会社の方を紹介してもらいました。

 

−日本に帰国されてから就職活動は続けられたんですか?

いや、もう現地採用の話を聞いてからは日本での就職活動はやめました。現地採用を紹介してくれる人材会社に登録をして何社か面接を受けました。

 

 ベトナムで働くことになった理由は?

−それで最初からベトナム就職/転職で動かれたんですか?

その選択肢はしなかったんです。最初は渡航経験もあったインドに行こうと思ったんですが、選考が進んでいた企業の返答が遅くて、2ヶ月間待っても返事がこない、もう必要とされてないなと感じました。物流企業を受けていたのですが、こちらは商社の子会社でした。今振り返るとネームバリューにとらわれていたのかなと思います。その時に自分を本当に必要としてくれる企業で働きたいなと思いました。

 

−なるほど、求めていた企業がちょうどベトナムにあったんですね?

そうですね。もう国とか、会社名とかはどうでもよくなったんです。何社か選考を受ける中で1番自分を必要としてくれる企業が今の会社です。今の会社の選考は、2回目のSkype面接中に内定が出たんですよ。他社の選考スピードと比べ物にならないくらい早かったですし、何より社長と話すと自分を必要としてくれている感がすごく伝わってきました。「この人の下で働きたい!」と強く思い、それが入社の決め手になりました。そして現在は、ベトナムにあるそのIT企業でWebディレクターをしています。

 

 ベトナムで実際に働いてみて感じること

−漠然と思い描いていた「海外で働く」ことが実現したんですね!では、実際ベトナムでどのような仕事をやってるんですか?

まぁ今はまだベトナムに来て働き始めたばかりなので、何でもやっています!WEBのディレクションからプレゼン、会社の広報活動まで。会社のHPではブログもやっていますよ!なんでもやらせてもらえる環境はありがたいですね。小さい会社ならではですね。今の業務は、大きい会社ではできないことだと思っています。でも、今の業務は将来きっと役に立つと思ってるので、日々成長を感じてます!

 

−ベトナム人と働くことで何か感じることってありますか?

言語の面でもそうですが、自分が「日本人」ということを意識したんです。自分はベトナム人の方の約4倍のお給料をもらっているんですよね、彼らの方が仕事が出来るのに。「日本人」ってだけで人より多くのお金をもらってる。だからそれに見合う「働き」を見せなきゃいけないなとは考えています。

 

−今後もベトナムでお仕事をされていかれるんですか?

将来のことは、正直まだ考える暇がなくて。そんな時間があるなら今の仕事をもっといいものにしていこうと思います。目の前のことに注力していますね。何しろITでの知識は今までなかったので、勉強するしかないんですよ!今は1人でプロジェクトを回せるようになって、社長の負担を減らし、経営面に専念させてあげたいです。将来のことを考えるのはそれが出来てからですかね。

 

−最後に、ベトナム就職/転職を検討している方へメッセージをお願いします!

新卒で現地採用でベトナム就職するって中々変人ですからアドバイスになるかどうかわからないですが、家族や、友人に反対されてもやりたいことをやり通す強い意志が必要だとは思います!やっぱやりたいことはやりたいじゃないですか(笑)!ベトナム就職/転職を考えているみなさんには、是非どんな環境においてもブレない意志を持ってほしいです!

 

−袖野さん、本日は貴重なお話、本当にありがとうございました!

袖野さんGUMI

 


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