「営業職は人気無い?」ベトナム人営業職、長期雇用のポイント

ベトナム人長期雇用のポイント~営業職~

多くのベトナム人転職者と関わりを持つ中で、誤解を恐れずに言えば、
「営業職は人気無い」という感触を持つことが多いのが正直なところです。

営業職は経験やリレーション形成など、勤続経年による効果・影響がとりわけ大きい職種ですので、
「この仕事、好きじゃないから辞める」などと言われると企業側にとっての損失は死活問題にもなるほど切実な問題です。

理由は人それぞれではありますが、転職理由やどうして敬遠しがちなのか、その一部をお話しさせて頂くことで、雇用継続の一助となれば幸いです。

仕事

1.「日焼けしたくない」「雨に濡れたくない」「外回りのバイク移動は危ない」

誰が言ったか、営業は足で稼ぐもの。という言葉もあるとおり、行動量が成果に直結する仕事です。
ベトナム一般に女性のほうが優秀な方が多いと言われますが、特に女性にとってこの問題は切実ですね。
何と言われようと嫌なものは嫌なのです。

いいからやるんだ、と言いたい気持ちにもなりますが、事実不満に直結するので、ここはたとえ口に出して不満を表明していなくても考慮しておきたい部分になります。

対策としては、日照や降雨が強烈な時間帯の外出は避けるよう取り計らう、タクシー移動を許可する。
お客様の都合によって避けられない部分は多々ありますが、原則的に配慮されているという事実は大なり小なり嬉しいもので、それが日常的であれば尚更です。

 

2.ベトナムでは営業職は立派な職種と見なされない?

これはもちろん結論として「そんなことはない!」と強く言いたいですが、計画経済を前提としていた社会主義国であるベトナムでは、そういう考え方は根強くあるようです。
それはもう昔の話であって実態は違うのではと思われる方が多いかと推測しますが、親御さんをはじめとした年長者の意見はどうでしょうか?

ベトナムでは儒教文化に基づき、年長者の存在や意見は日本以上に尊重されます。
また家族を大事にするという素晴らしい文化もありますので、自分の生活を考えるとき、それらの方々の意見というものはひとつの前提情報となってきます。

目の前のスタッフとは相互理解ができていたとしても、その背景に居る方々にまで理解を促すことは、企業という組織体制からは非常に難しいことです。

対策というほどではありませんが、反対意見に打ち勝つのに必要なのは事実。
日常的に「価値があることをやっている仕事だ」「こういう良いことがあった」とスタッフから家族へシェアできるような環境を作ることは重要な要素になるかと思います。

 

3.KPI目標=ノルマ? 付与された目標値にストレスを感じやすい

前項と似たような話になりますが、欧米由来の仕事観が支配的なベトナムでは、あまり他の職種の方がやっている仕事に関心というか理解がありません。
営業の仕事は売上をあげることですが、それは経理がちゃんと記録する、技術者が正しく作業する、といったことと同じようなものだという捉えられ方をします。

結果としてノルマ的要素の方に目がいって、その存在を重荷に感じ、営業職そのものを続けることにストレスを感じるようです。
数字というわかりやすい基準があるだけに、傍から見たら「あの人仕事してないよね」と見られているかもしれないことを嫌がるのは、個人的にもよくわかります。
日本人でも同様な話はあると前置きしつつ、外資企業である日系企業に勤めるようなベトナム人スタッフは学歴エリート、良くも悪くもプライドが高く、相対的にストレス耐性は低めですので十分なケアが必要かと思われます。

基礎認識を変えることは難しいですが、KPI設定バランスや適切なマネジメントラインによる納得感が肝要で、それらを土台にしつつ、受注を取った時や成果をあげた時など、大いに盛り上がり皆の前で讃える。その繰り返しで士気を高めていきたいものです。(最初は恥ずかしがりますが、信賞必罰を明確にすることは基本ですね)

出社

以上、3点をつらつら書きましたが、身も蓋もないことを言うと、「究極的には結果を出してくれさえすればOK」なわけで、そのためには気持ちよく働いてもらえる環境を作る。という当たり前の話をお送りさせて頂きました。

最も達成感を得やすい有意義な仕事として、経済成長の原動力として、理解ややりがいの発見を促進できるよう引き続き応援していきたいと思います。


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