【ベトナム就職者談Vol.47】 奥 芳博さん / 海外生活18年目

海外生活18年目の大先輩に海外就職の現状を聞いてみた!

奥   芳博さん

フルネーム:奥   芳博 (Oku Yoshihiro)
出身大学:京都産業大学
よく行くお店:レタントン以外のローカル店  (笑)

ベトナムに来る前はアメリカで約7年、香港で約3年、インドで約2年と世界を股にかけて活躍され続けた奥さん。更に世界一周の経験もあり、英語はビジネスレベルを習得。また会計系試験の中では最難関と言われているCPAをアメリカ滞在中に取得するなど、”海外で働く理想のビジネスマン”と言える方でした。


 インドで感じた、現地採用女性の芯のつよさ

 

辻野:お久しぶりです!今回は日本よりも海外勤務生活の方が長いという、海外生活の大先輩に『どういう人が海外就職に向いているのか』について伺いたいと思います。では、先輩、簡単に自己紹介をお願いします!

 

:奥と申します。現在は溶接材を作っている会社でGeneral Managerとして働いています。ベトナムには来て数ヶ月なので、まだまだベトナムは新参者です。それにしても、辻野さんのように、日本人女性の海外就職者は増えて来ましたよね。

ベトナムもそうですが、以前駐在していたインドでも現地採用の日本人女性を結構見かけましたよ。

 

辻野:インドで日本人女性が多いというのは意外ですね。インドでも現地採用が一般的になってきているということでしょうか?

 

:現地採用が一般的というよりは、男性は駐在できている人がほとんどで、日本人同士で固まるんですが、女性については、ヨガとかアーユルヴェーダを学びに来て、そのまま就職するという人が多いみたいですね。そしてそのまま現地に馴染んじゃうという、個人的には日本人女性の強さを感じましたね。(笑)

 

辻野:なるほど。やはりそういうところは女性の方が芯が強いのかもしれませんね。ちなみにこれまではどのようなお仕事をされていたんですか?

 

 世界一周を3ヶ月で経験

世界の道

:ベトナムに来る前はアメリカで約7年、香港で約3年、インドで約2年などなど、色んな国で働かせてもらいました。仕事は、冷蔵庫やワインセラーの営業をしたり、現地法人の立上げ、子会社の上場手続き等、本当に色んな仕事をさせてもらいました。

一番強烈だったのは、1社目の冷蔵庫事業に携わっていた際に『世界各地、どこにどんな需要があるのか見てこい』と言われ、3ヶ月で地球を一周したことですね。(笑)

 

辻野:3ヶ月で世界一周。(苦笑)

それで需要は発見できたのですか?

 

:もちろん発見しましたよ。発見するまで帰ってくるなと言われましたから。(笑)

ぐるっと一周して需要を発見したのが、北米ですね。アメリカでは大型長距離トラックに、カリブ海では客船の各客室に、そしてアラスカではエスキモーに冷蔵庫・ワインセラーを販売しましたよ。

 

辻野:それぞれのニーズはどうやって発掘することができたんですか??

 

:別に秘訣があるわけではないですが、元々僕は何にでも好奇心旺盛で、『人がやらないことをするのが大好き』でなんです。そして、海外で日本人とつるむのが好きではないので、海外にいる時はとことん現地に馴染むことを心掛けています。アラスカでの冷蔵庫とワインセラーの販売に成功したのも、たまたまアラスカ行きの安い航空券を見つけて、現地で出会った人と仲良くなったことがきっかけで、彼らの生活に入り込み、ニーズを把握できたから成功したんです。

 

辻野:滞在期間数日ですよね? 行動力というか、現地化スピードがめちゃくちゃ早いですね(笑)

 

:海外で仕事をする以上、日本の常識は捨てていかに現地に溶け込めるかが最も重要ですからね。

 

 強烈に悔しい経験が、火をつけた

 

辻野:ところで奥さんは外国語学部出身でもないですし、留学経験もないのに、英語はどのように身につけられたのですか?

 

:今でこそネイティブの方とビジネスレベルで話せますが、僕もはじめから英語が話せたわけではないですよ。アメリカで働くことになり、いざ話してみると、馬鹿にされる、相手にしてもらえないなど、自分の英語力のなさに何度も何度も悔しい思いをしました。

それが悔しくて、そこから必死で勉強したんですよ。こういう強烈に悔しい思いをすることって、日本ではなかなかないですからね。

 

辻野:なるほど、そのときの強烈な悔しい経験が奥さんのハングリー精神に火をつけ、自分の英語力と向き合うきっかけになったんですね。

 

:そうです。それに、営業でプレゼンしたりする際には、他国コンペティターには絶対に負けられない。勝つためには英語力はもちろんですが、正確な分析を行い、他社と差別化をすることが何より重要です。

営業をしている中で『数字』の重要性を痛感し、アメリカ滞在中にCPAも取得しました。

 

辻野:営業活動から派生してCPAもですか。。。
奥さんのバイタリティには頭が下がります。

 

:いやいや。仕事をする上で何が必要かを考え行動に移しただけです。海外に出ると外国の優秀な人たちと肩を並べて仕事をすることになります。なので、『今の自分に必要なものはなにか、どうすれば自分の価値を高められるか』は常に考えています。それができないと海外では生き残っていけませんから。

 

外国人の仕事風景

 

辻野:ごもっともですね。では、最後に海外就職を検討している方達に向けてアドバイスをお願いします!

 

:そうですね。色々ありますが、特にベトナムは他の外国諸国に比べても英語が通じません。こちらで働く日本人でも英語ができない人はいますが、その現状に甘んじてしまうと、『経験の蓄積もできなければ、知識の蓄積もできない』という結果に陥る可能性があると思っています。

折角海外で働くのであれば、英語は必須だと思って働いてほしいですね。そして、日本人マインドを捨て、ローカライズを心掛けてほしいです。

ただマネジメントする立場からすると、ベトナムローカライズに関しては、難しい部分があるなとは感じています。理由は、ベトナム人は、割と「YES/NO」をはっきりしないところがあるので(言動や表情でも)。

私のように管理者の立場で考えると、ローカライズすることで仕事が上手くまわるか否か微妙なところです。そういう意味では、マネージャーポジションで初めての海外就職先がベトナムというのはハードルが高いかもしれません。

いずれにせよ、海外就職を決意したら、そこからは何が何でも喰らいついてください。そういう日本人の方が来られるのを楽しみにしています!

 

辻野:奥さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!またこれまでの海外勤務でのエピソードもありがとうございました。

すごく面白いエピソードも沢山あったのですが、文才のない私ではエピソードそのままに面白く伝えられないので、本の執筆を期待しています!(笑)

 

:出版することになったらお声掛けしますので、その際はよろしくお願いしますね。(笑)

 

辻野:もちろんです!では、本日は本当にありがとうございました。


 インタビューを終えて

日本では、何かと守られている部分があり、普段気づきもしないこと、苦労しないことが、海外に出ると頻繁に起こります。そしてより広い海外という社会に出たときに、自分の価値を改めて考えることにもつながると思います。今後の働き方の選択肢として、海外就職がもっと一般的になってくれば嬉しいなと思った一日でした。

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