ベトナムの労働法のポイントを解説。
休日や残業など気になるポイントをチェック

企業に入社をして働くとなるとお休みや残業などの労働環境は気になるところ。休日・有給はどのくらいあるのか、残業はどのくらいあるのか、残業した場合には残業代は支払われるのか、などの点については、外国で働くと特に気になるかもしれません。

そこで今回はベトナムの労働法のポイントについて解説していきます。

 ベトナムの休日について

ベトナムでの休日はどのくらいあるのでしょうか。ここでは普段の休日、祝日、有給に分けて解説をしていきます。

 ベトナムの休日は週休1日?2日?

休日については最低でも、週1日(24時間)の休憩を与えなければいけないと規定されています。

サービス業や建設業などでのシフト勤務等により固定の週休が取得出来ない特別な場合でも月平均で少なくとも4日の休息の取得を保証されます。ベトナム政府は週休2日を推奨しており、市内の多くの企業で週休2日を取り入れ始めています。

 ベトナムの祝日はどのくらいあるの?

祝日の年間日数は日本と比べると、ベトナムはとても少ないです。ベトナムの祝日は合計で年11日程度です。(旧正月の休みは毎年若干変動があります。)

日本では年間17日もの祝日があるのと比較するとどれだけ少ないかがわかると思います。また、日本ではお盆時期や年末年始は祝日ではありませんが休暇を与えられるケースがほとんどですので、祝日の日数の差以上にお休みは少ないことになります。

1月1日新年
2月中旬(5日前後)旧正月(テト休暇)
4月25日雄王記念日
4月30日南部ベトナム解放記念日
5月1日メーデー
9月2日建国記念日

日本だと土曜日が祝日と重なっても振替休日はありませんが、ベトナムの場合、土曜日を週休に設定している企業では日曜だけでなく、土曜と祝日が重なった場合でも振替休日が発生します。ベトナムでは政府が毎年、翌年の祝日・休日日程を発表します。それまで祝日がいつになるのか確定していません。

 ベトナムでは有給はどのくらいあるの?

ベトナムでは有給は年に12日と定められています。

12 ヶ月勤務したのち年12日。5年毎に1日増加すると労働法上定められていますが、多くの企業では初年度から正規雇用1ヶ月毎に1日の有給を付与しています。

日本では正規雇用から6年6ヶ月経過をすると有給が年間20日与えられる規定となっているため、日数を比較するとベトナムの方が少ないことになります。ただし、日本は有給取得率が世界でワーストクラスと言われるほど低い状況にあります。一方、ベトナム人は基本的に与えられた有給は全て使うことが前提に考えています。日本のように有給取得を躊躇するような風潮もないため、実際に消化している有給日数ではベトナムの方が多いかもしれません。

 ベトナムの労働時間について

休日に続いて、ベトナムの労働時間を解説していきます。世界的に見て、日本人の労働時間は長いと言われていますが、ベトナムはどうなのでしょうか。

 ベトナムの労働時間

労働時間はベトナムの労働法上で、1日あたり8時間、1週あたり48時間と定められています。
ただし、週間労働時間48時間を越えない場合は、1日10時間まで労働時間を設定することが出来ます。

勤務時間については各企業ごとに定めていますが、8:00始業 / 17:00終業というケースが一般的です。工場でのお仕事の場合は土曜日も含めた週6日勤務が一般的で、工場によっては隔週でお休みがあったり、土曜日は午前中のみの勤務だったりします。

 ベトナムでは残業はどのくらいするの?

1日の通常勤務時間の50%を超えてはならず、1日8時間契約なら4時間を超える時間外労働は労働法上で認められません。

実際もその時間を超えて残業をしているケースは稀です。一般的にベトナム人は日本人と比較をすると、残業を好まない傾向にあります。就業時間にほぼ全スタッフが帰社をする会社も珍しくなく、19 – 20時まで残業をするケースは稀です。日本では残業が多い会社のベトナム法人でさえも、残業は1日1-2時間ということもあります。

 ベトナムでの休憩時間は?

8時間、又は6時間連続で勤務する被雇用者は、勤務時間として計算される、少なくとも30分の休憩を取ることができると規定されています。

深夜労働の場合、被雇用者は勤務時間として計算される、少なくとも45分の休憩を取ることができます。一般的に、お昼休憩として1時間の休憩を取り入れています。

日本であれば、昼食を取ってすぐに仕事を戻るということも多いと思いますが、ベトナムでは休憩時間はしっかりと休むのが一般的です。お昼休憩に仮眠を取る人も多く、オフィスに毛布や枕を常備しているのも珍しくありません。

ベトナムの残業代・深夜労働の割増率は?

残業が比較的少ないことは解説しましたが、残業代についてはどのなのでしょうか。

 時間外労働

通常勤務日の時間外労働の場合は、最低でも150%の賃金を受け取ることが出来ます。

平日・休日・祝日または有給休暇日でも割増率は異なり、下記の通りとなっています。

 深夜労働

「深夜」とは、22 時から翌日の6時と規定されています。
深夜労働をした場合、最低でも130%の賃金を受け取ることが出来ます。

 時間外労働(深夜時22~6時の間)

深夜に時間外労働をした場合、最低でも200%の賃金を受け取ることが出来ます。

こちらも平日・休日・祝日または有給休暇日で割増率は異なり、下記の通りとなっています。

 

最新ベトナム求人はこちら

****************************************************************************************
▽アジア就職・ベトナム就職に関する相談は▽
ベトナム就職相談
弊社日本人スタッフがご連絡します。

記事一覧