ベトナムで働く日本人現地採用の年収はいくら?

海外就職・ベトナム就職では、一体どのくらい給料がもらえるのでしょう?

求人への応募を検討するにも、給与交渉するにも、まずは相場を知っておきたいものです。
今回はベトナム現地採用の場合の給与に関する基礎情報と相場をお伝えします。

 ベトナム現地採用の給与についての基礎知識

ベトナムの現地採用における給与相場について解説をする前に、
いくつかの点について説明をします。

 日系企業の日本人採用ニーズ

アジアの国の中で、ベトナムはタイに次いで日本人向け求人数が多いといわれています。
コスト削減や市場開拓のため、ベトナムに進出する日系企業は年々増えており、
2017年時点で約1,800拠点がベトナムにあると言われています。

進出に伴い、日系企業向け・日本人向けのビジネスやサービスが増え、
「日本人顧客向けの細かな対応が期待されている」という面と、
ベトナムで日本の商品・サービスの品質が評価されており、
「日本の技術や仕事のやり方を伝えることを期待されている」という面があります。

 駐在員と現地採用

「駐在員」とは日本本社で採用をされ、転勤の辞令を受けてベトナムにて勤務をしている人を指します。

駐在員はベトナム現地での生活に必要な給与に加えて、
日本での給与・海外赴任手当や高級アパートメント支給、
さらには日本の社会保険及び雇用保険などを受けているケースがほとんどです。

それに比べて現地採用は雇用元がベトナムになるため、
日本の保険費用は負担されず、額面給与から実費で住居を借りる場合が多いです。

駐在員と比べると待遇面は良くありませんが、ベトナムで生活するには十分な額がもらえますし、
何よりも自由度の高い点が魅力です。

 支払い通貨について

会社によって給料支払い通貨はUSD・VNDと異なります。

海外に多く展開をしているグローバル企業だとUSD払いが多いですが、
8割程度は現地通貨のVNDでの支払いになります。

VNDはベトナムを出ると為替が悪いなど通貨としての価値がまだまだ低いため、
USDでの給与支給を好む方もいます。

オファーを受けた会社には支払い通貨が何になるのか事前に確認をした方が良いでしょう。

 昇給はどのくらいするの?

日本と同様企業により昇給の回数・率は様々ですが、
日本よりも昇級率が高いと喜ぶ現地採用者が多くいます。

その理由として、在ベトナム日系企業は年功序列ではなく
実力に応じて給与額を定めている企業が多く、またベースとなる給料が高くないため、
能力ある人材にはそれなりの報酬(昇級)を与えることができるのです。

中には、圧倒的な成果を出したことで、1年間で給料が倍になったという強者もいます。

 手取り月給以外にもらえるものは?

日本でも住所手当や通勤手当などがありますが、
ベトナムでも基本給以外に下記のものが支給されるケースがあります。

ボーナス

ベトナムでは一般的にテト(旧正月)休暇前にボーナスが支給されます。

額は会社により異なり、売り上げに応じて変動する会社もありますが、
「月収の1ヶ月分支給」のところがほとんどです。

タクシーカード

ご存知だと思いますが、ベトナムはバイク大国です。

慣れないうちは歩道を歩くことも大変で、通勤はタクシーが基本です。

現在鉄道を建設中ですが、
交通インフラが整っていないため営業時もタクシー移動をすることになります。

通勤時は自己負担としている会社もありますが、
交通手当としてタクシーカードの支給をしている会社が多いです。

海外旅行保険の加入

ベトナム現地の医療機関に行くのは少し心配だと考える方が多いと思います。

しかしベトナムには日本人医師含む外国人医師が在籍する外資系の医療機関が多く点在しています。

万が一の事態の際に外資系病院での医療をキャッシュレスで受けれるように
会社負担で「海外旅行保険」に加入する会社がほとんどです。

保険機関によっては日本語での通訳サポートがあるところがあります。。

WP/VISA取得費用

ベトナムで働くためには就労ビザ(Work Permit)の取得が法律で義務付けられています。

申請をするためには無犯罪証明書や在職証明書などの準備が必要で、
申請費用も含めると2~3万円くらいになります。

何が起こるか分からない海外生活、少しでも貯金を残しておきたいですよね。

一般的な日系企業は書類準備にかかる費用を含めて会社負担で就労ビザ(Work Permit)を取得します。

住宅手当・帰国手当

住宅手当・帰国手当を支給している企業は残念ながら多くはなく、大手に限られています。

住宅手当については現物支給・現金払いなど負担方法が異なります。
現金払いの方が自由度が高いので良いですね。

ベトナム現地採用の職種別月給

それで、最も気になる年収相場についてお伝えします。
下記の金額は、いずれも額面(Gross)給料になります。

当然ですが、給与は個人の能力や経験によって決定をされます。
あくまでも相場として捉えてください。

営業

20代    1500〜2000USD
30代     2000〜2800USD
40〜50代 2500〜3500USD  *企業によっては+インセンティブ

事務・バックオフィス

20〜30代    1300〜2000 USD
30〜40代 1500〜2200 USD

製造関連

20〜30代 1800〜2300USD
30〜40代 2000〜3000USD
40〜50代 3000~3800USD

ITエンジニア

20〜30代 2000〜3000 USD
30〜40代 2500〜3500 USD

建築・建設関連

20〜30代 2000〜3000 USD
30〜40代 3000〜4000 USD
40~50代 3500~5000USD

 

今ベトナムで注力を集める「IT業界・建築、建設業界」の成長市場では人手が足りておらず、
他と比べて20%程度給与が高くなっています。 

以上、ざっくりとした相場感にはなりますが、
現在のベトナム市場における日本人現地採用者の給与相場情報でした。

物価が安いと言われるベトナム。1ヶ月の生活費はどのくらい?

上記でベトナムの現地採用でどのくらいの給与がもらえるかは
大まかにお分りいただけたと思います。

そこで気になるのが、ベトナムでの生活費。

下記で3パターンの大まかな生活費を記載しました。

年収と合わせて見ていただくことで、毎月どのくらい貯金ができるかを
イメージしていただければと思います。

 20代独身男性の例

家賃    :300~500USD
水道光熱Wifi:100USD
食費    :150~300USD
交通費   :100USD
携帯電話  :20USD
交際費   :100USD
雑費    :100USD

計 870~1,220USD

 30代独身女性の例

家賃    :300~500USD
水道光熱Wifi:100USD
食費    :150~300USD
交通費   :100USD
携帯電話  :20USD
交際費   :100USD
雑費    :200USD

計 970~1,320USD

 50代既婚男性(配偶者帯同・二人暮らし)の例

家賃    :600~1,000USD
水道光熱Wifi:150USD
食費    :300~500USD
交通費   :150USD
携帯電話  :40USD
交際費   :150USD
雑費    :200USD

計 1,590~2,190USD

※現地採用の場合、家族のビザ及びレジデンスカード取得費用、
家族の医療保険は自己負担になることがほとんどです。

意外と安くない。。。と思った方もいるのではないでしょうか?

しかしこれらはあくまでも「外国人として快適な暮らし」をした場合であり、
生活費を浮かそうと思えばローカル食を食べるなどいくらでも節約ができる環境です!

ベトナム人の年収はいくら?

ベトナムで働くことになれば、当然ベトナム人と一緒に働くことになります。

では、彼らはだいたいどのくらいの給与で働いているのでしょうか。
ベトナム人の給与相場や賃金の基礎知識について、下記に記載しました。

ベトナム人の職種別月収

新卒(大卒)

300USD〜500USD

 営業

20代 500USD〜
30代 1000USD〜
40代 2000USD〜

事務・バックオフィス

20代 300USD〜
30代 700USD〜
40代 1200USD〜

製造関連

20代 300USD〜
30代 800USD〜
40代 1500USD

ITエンジニア

22〜25歳 500〜800USD
25〜30歳 800〜1500USD
30〜40歳 1500〜3000USD

上記月収に1ヶ月分のボーナスが一般的ですので、×13をした金額が年収になります。

ベトナムにおける賃金の基礎知識

毎年経済成長を続けているベトナムですが、実際どのくらいの勢いなのでしょうか?

GDP成長率・物価上昇率・賃金上昇率の三点からみてみましょう

GDP成長率

ベトナムの2018年国内総生産(GDP)成長率が+7.0%となり、
過去最高記録であった前年度の+6.81%を更に超える見込みだというニュースが最近流れました。

ベトナムは国策として長年欧米やアジアの先進国からの製造業の進出を誘致してきました。

最近は韓国のサムスン電子が27億ドルもの貿易黒字を叩き出し事などがあり、
製造業中心に景気の良い状況が続いています。

物価上昇率と最低賃金上昇率

ベトナムの物価は先進国と比較すると非常に高い水準で上昇しており、

消費者物価指数(CPI)は17年に3.53%上昇。今年は3%前後を予想しているようです。

一般的に物価上昇率と最低賃金上昇率は相関関係になるとされていますが、
今年のベトナムの最低賃金上昇率は6.5%。

物価上昇率よりも賃金上昇率が優っています。

国民が豊かになってきているということが分かりますね。

ベトナム人のアルバイトの給料

ベトナムは他後進国と比べても学生アルバイトの給料は極めて低いです。

飲食店などのサービス業では時給50〜100円くらいが相場で、
スターバックスで働いている店員さんでも時給100円程度です。 

日本と異なる点としてはアルバイトの給料が安いため、
企業が積極的にアルバイト採用をしています。

給与も飲食店と比べると若干高いため、人気を集めています。

 ベトナム人の年収まとめ

日本人の年収と比較すると3分の1以下でまだまだ低い水準ですが、
一般スタッフレベルを含めると給与上昇率は2桁を超えています。

また今後GDP上昇率からも今後ベトナム人の年収がさらに上がっていくことが予想できます。

しかし給料が急に上昇しすぎるとコストメリットを狙ってベトナム進出をしている
外資系企業の撤退(他国への移管)が進んでしまうため政府がうまく具合にコントロールをするでしょう。

今後うまくバランスをとり徐々にベトナム人の年収が上がっていくと思いますが、
日本の年収や生活水準に追いつく日はそう遠くないでしょう。

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