ベトナム鉄道の旅(ハノイ〜サイゴン)

ベトナム鉄道の旅(ハノイ〜サイゴン)

細長いベトナムの南北を繋ぐベトナム鉄道。

レトロな雰囲気を醸し出す列車の中では、様々な物語があった。
恋人に会う為に列車に乗る人がいれば、離れた家族に会う為に列車に乗る人もいた。
各々それぞれの思いを乗せてカタンコトンカタンコトンと揺ら揺ら移動。
かく言う私もお世話になったハノイを去り、ベトナム最大の都市サイゴン(ホーチミン)へ。

一般的に、ハノイとサイゴンは飛行機で移動する人が大半である。
しかし、時間を気にすることなく、のんびり列車で移動したいと考える人もごく稀にいるだろう。
今後、列車を使って移動する人がいるかどうかはさておき、どのような情景であったかを知って頂ければ幸いである。
今回もまたいつもの如く、以下に情報等をまとめてみる。

 

①移動時間が長い
鉄道 地図

ハノイ〜サイゴン間は距離にして青森〜博多とほぼ同じである。日本であれば新幹線を使えば8時間で移動可能であるが、ベトナムに新幹線はまだないし、今後作られるかどうかもわからない。
実質移動時間は38時間程であった(かつて中国の北京〜ウイグル間を36時間堅い椅子で移動したことがあるので苦ではなかった)。

金曜日の夜に乗れば、日曜日には到着可能である。
華金の飲み会を断って、いざ列車の旅へどうぞ。
(Google地図では列車移動の結果が出て来なかったため、今回は車移動の動線を使用)

②出発時間か到着時間どちらかが犠牲

AM6:00にハノイを出発する列車に乗れば、次の日のPM15:00にサイゴンに到着する。
寝坊ができないリスクを抱えることになるため、朝の時間を犠牲にすることになる。
超朝方人間であれば問題ないだろう。

一方、PM1:00にハノイを出発する列車に乗れば、次の次の日のAM2:30くらいにサイゴンに到着する。
出発前に余裕を持って準備ができるが、サイゴン到着後の達成感に続くやるせなさは辛い。
私は前日に飲み過ぎて、朝起きたら6時の電車が既に去っていた。

③世界の車窓からを体験鉄道の窓からの風景

窓から見る景色は格別だ。
見渡す限り畑か田んぼの場所もあれば、海が見えたり、山が見えたりする。
都会のハノイやサイゴンと違い、車窓から見える人々は幾分のどかに生活しているように見える。
そしてなぜか世界の車窓からの音楽が頭の中で何度も何度も流れていた。
忙しない生活に疲れた方は車窓から景色を何時間でも見ることができるだろう。
それだけ何も無く、却って素晴らしい。

④列車内でのビールは格別列車内でビール

ハロン湾に続き、列車の中でもビールを。
今回もおきまりの333ビールだ。
車窓から景色を眺めながら、ビールを飲む。
ガタンゴトンガタンゴトンと揺れながら飲めば、もはや旅人気分を味わえる。

⑤ベトナム人との出会いがある

言葉が通じないとはいえ、もとは皆同じ人間である。
ベトナム語がわからなくても、ベトナム人はたくさん話し掛けてくれる。
同じ寝台部屋(6人)にいるベトナム人は外国人に興味津々。
一人でビールを飲んでいたら、声をかけてもらい、2時間近く一緒に話した。
彼らは今頃何をしているのだろう?

⑥食事は全て同じメニュー列車の廊下

車内では車をひいてお弁当を販売してくれる。
駅弁と言えば聞こえは良いが、中身は普通のメニュー。
おいしくないことはないが、毎回同じものは飽きる可能性がある。
大きな駅に行けば、10分くらい時間があるのでその間で売店でご飯を購入できるが、乗り遅れないように。

⑦値段はピンキリ列車の様子

一番気になるのは値段ではないだろうか?
一番安いチケットは硬い椅子で500000VND程度(2500円)である。
サパの旅行の時にこの椅子を使って移動したがあまりお勧めしない。

私は1000000VND(約5000円)で三段ベッドの寝台部屋を購入した。
上段になると、ベッドと屋根が50センチくらいなので、生きた心地がしない。

それ以上のグレードになると、財布との兼ね合いがあるだろうし、堅い椅子に座る元気と勇気と根気がないかもしれない。
そんな人にオススメは、ふかふかのリクライニング付きの椅子だ。
正確な値段は把握していないが、間を取って3500円といったところだろうか?
十分寝ることが可能で、且つ充電もできる。
私は次は絶対にふかふかの椅子を利用したい。
*寝ないときはほとんどふかふかの椅子に勝手に座っていた*

 

⑧自分との対話ができるサイゴン駅

正直読書でもしない限りやることがない。
かといってぼーとしてるのももったいない。
ではノートとペンを持って、自分との対話をしてみよう。
ノートとペンに「こんにちは!」なんて言ったら列車から下ろされてしまうので気をつけて。
それはさておき、普段考えるのを辞めていたことを考えて、紙の上で好きに書いてみたら良い。それが自分との対話だ。

以上どうだったろうか?
ハノイからサイゴンへの列車移動は体力的に辛い物があるかもしれないが、良い体験になったと思える。
人生の中でなかなか時間を割いて長時間列車に乗ることも少ないだろうが、もし時間があるのであれば試して頂きたい。

 

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