ベトナム人留学生人材のリアル

留学から帰国したベトナム人のポテンシャルとは

鉛筆の山

日本に一時帰国して居酒屋等へ行くと、ベトナム人アルバイトの子達が
増えていることを実感される方も多いのではないでしょうか。
「シンチャオ、トイテンラー、〇〇〇」などとひどく片言のベトナム語を話すと
良いリアクションをしてくれるので、ついつい絡んでしまう今日この頃です。

さて、今回の記事ではベトナム人留学生人材についてお伝えしたいと思います。

⑴増え続けるベトナム留学生

今年3月に発行された独立法人日本学生支援機構の調査書
「平成27年度外国人留学生在籍状況調査結果」を参照すると
より明確にベトナム人留学生が増加していることが見てとれます。

前年調査の26,000人から、12,000人増の38,000人。
前々年は13,000人増で、出身国別で韓国を抜いてベトナムが2位となったことは
一部で話題になりましたが、さらに増えているといった格好です。

人口や日本語学習者の割合から、
ここからさらに同じペースで増えていくというのは想像しづらいものの、
留学生の帰国、その後に志向されるキャリアプランを考えれば
日系企業の皆様としては朗報ではないでしょうか。

⑵留学帰国者との面談

オーダー表を持つ店員
次に気になるのは、どういった方々が多いのかということです。
まず、過去留学していたという方々と比較すると、
かなり日本人そのもの・日本のやり方や考え方に慣れているように感じます。

例えば前述の居酒屋等でのアルバイトによって、
対日本人経験の場数が豊富な方が多いのが特徴です。
過去の留学生の方たちは、同じように留学中に日本でアルバイトをしていたけれど、
詳しく聞いてみると対人要素が希薄で特定の人達との関わりが中心でした。

一言でいえば多くの日本人と話す機会や触れる機会に比較的恵まれておらず、
その環境と資質によって個人差が大きくあったというのが過去の特徴。

現在は留学生数の増加を受けて受入側の認識変化も明確に起きており、
より活きた日本語を学べるということで底上げに繋がっているようです。
また、とかくややこしい日本語は前後関係や空気感など前提が
大きく会話力に影響を与えますが、
そういったことを習得できるという意味でも変化は起きていると言えます。

⑶「日本で何を学んだこと」から考えるポテンシャル

図書館で勉強する学生たち
上記のように皆様のニーズにより
適した経験を持つ方が増えているのは実感しますが、
年齢が若いことも手伝って、
その事実を汲み取ることは若干難しいのが正直なところです。

例えば、
私「日本で学んだことは何ですか?」
留「日本語です。」
私「それは勿論そうですが、他の、例えばアルバイトなどで身に着けたことは何ですか?」
留「コンビニの接客の仕事をやりました。」
私「そこでどういうことを教わりましたか?」
留「時間を守る、ルールを守るとかです」
私「では、それらを守るために何を教わって、何をやりましたか?」
留「10分前行動や、大事なことはメモする、報連相・・etcです。
日本人の上司の人に教えてもらったので、いつも気をつけていました。」

質問が悪いといえばそれまでですが、概ねこのような会話の流れになります。
後半の回答を初めから言えるとより良いものの、
そこにはまだ至らないのが実感です。
ただ、ここで重要なのは、「期待することを答えてくれるかどうか」ではなく
「期待することや身につけてほしいことを既に習得している」ということです。

現実的な話として、日本において、
特に接客業や飲食店で粗相をするということは、
簡単にお店にとっての致命傷になり得るので、
しっかりフォローが入っています。

これはつまり、日系企業にとっては大なり小なり必要となる
初期教育や価値観調整、必要な認識の土台作りが
既に行われているということを意味するため、
本来行いたい業務内容への教育・習得に
集中しやすいというメリットがあります。

「地頭の良さが大事」と言われる方は少なくなく、
何人かに寄らず非常に重要な要素ではありますが、
物事を吸収できる素地があるという意味では同じで、
また別のアプローチと言えるのではないでしょうか。

この仮説が正しければ、面接側がやるべきは
事実確認の掘り下げになりますので、
ポテンシャル人材の採用面接の際の留意事項として
記憶に留めて頂ければ幸いです。


いかがでしたでしょうか。
個人的には日本のやり方がベストだと思うことはありませんが、
一緒に働く以上親和性が高い方が良いに越したことはなく、
また、ネットインフラの整備によって
容易に情報に触れることができるようになった留学生や新卒人材は
非常に高い可能性をもっていると感じている次第です。

若年層は比較的離職の可能性が高いことが悩ましい点ではありますが、
定着のためにできることはあること、メリットがあることを天秤にかけながら
採用戦略の選択肢の一つとしてご検討頂けますと幸いです。

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