【ベトナム就職者談Vol.56】水谷亞香里さん/カフェ経営

「自分がやりたいと思ったことは自ら掴んでいくしかない」

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今回のベトナム就職者談は、新卒一年目にしてベトナムにてカフェの立ち上げを行った水谷亞香里さん(23)です。

新卒の彼女がなぜベトナムで0から事業の立ち上げを行うことになったのか。
自分がやりたいと思ったことは自ら掴んでいくしかないと話す彼女に迫ります!

ベトナムでの就職を考えている方はもちろんのこと、これから就職活動を控える学生も必見です。


宮野:本日のベトナム就職者談は私が普段から仲良くしている水谷亞香里さんです!

改めて、まず自己紹介からよろしくお願いします。

 

水谷:新卒でエスキュービズムという創業9年目のベンチャー企業に入社し、現在ベトナムにてSNOW CAFEという日系かき氷カフェを運営している水谷亞香里です。

宮野さん、いつも食べに来てくれてありがとうございます(笑)

 

宮野SNOW CAFEのかき氷、ふわふわでソースもフルーツもたっぷりでおいしすぎます!すっかり虜になっちゃいました(笑)

 

水谷:実は液体から作る専用の機械を使っていて、かき氷というより本物の粉雪のような新触感のスイーツに近いんですよね。ベトナム人のお客さんからも「こんなかき氷食べたことない!」って言ってもらえて嬉しいです。

SNOW CAFE

就活時に大事にしたのは、自分の存在価値の大きさ

宮野:かき氷好きでよく専門店にも行きますが、SNOW CAFEのかき氷が一番好きです!

ベトナムで日本製の信頼ってとても高くて、ベトナム人の学生の間でも例えば美術でいい作品ができたら「日本製!」みたいな冗談もあるみたいですよ。

にしても新卒で一人、ベトナムでカフェの立ち上げを行うなんてすごいですよね。

どのような経緯で今の会社に入社したのですか?

 

水谷:つい一年前、就職活動をしていた頃は初め大手企業を志望していました。

しかし、実際に大手の企業を受けていく中で、会社自体が行っていることは大きいけれど自分がその中でできることって本当に一部でしかないなって感じたんです。

 

宮野:私も就職活動を控えていろんな方からお話を聞きますが、その言葉よく聞きます。

 

水谷:好みは人それぞれだと思うんですが、私は自分の存在価値や裁量権が大きい方が好きなので途中からベンチャー企業へ志望を変えました。

そんな時にこのエスキュービズムに出会い、創業9年目にして事業の幅がとても広く、自分がやりたいと思ったことを実際にさせてくれる会社だなと感じたんですよね。

そしてなにより最終面接で話した会長に直感で惹かれ、この方と働きたいと思ったのが入社の決め手になりました。

実際に入社して、会長だけでなく上司の方々も私がどんな人間でどんな事に向いているのか私以上に見抜いてくれるんですよ。

それに飲食経験も社会人としての経験もほとんどない私にこのようなチャンスをくれた会社にはとても感謝しています。

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新卒一年目、一人で0からのスタート

宮野:自分が満足できる環境に出会えたのって何より幸せなことですよね。

でも、一人でベトナムに来て店舗オープンまでって大変なことも多かったんじゃないですか?

 

水谷:そうですね、ベトナムに来て初めは本当に全く何もない状況からのスタートでした。

自分の家探し、名義人になってくれるベトナム人探しや採用、契約書関連、ターゲットを意識した不動産決め、市場調査、メニュー開発、、、どれも手探りの中進めていくのは本当に骨が折れました。

もちろんオフィスもないので、朝起きて仕事をするにも膨大すぎて漠然としてしまったタスクを何からしていいのかわからず、焦りや孤独だけ募っていくけれどどうしようもなくて。

ですが、ベトナムでのパートナーに出会え、少しずつ形になっていくと日々前に進んでいる感じがしてワクワクしましたね。

でもそれもつかの間、オープン前は業務が莫大になり、身体的に本当にしんどい時期があったりしましたが、先月ついにオープンし、今はベトナム人のみんなと一緒により良い店舗にしていけるよう日々試行錯誤しています。

 

宮野SNOW CAFEのスタッフさんとの写真よく見せてもらいますが、本当にみんな仲が良さそうですよね!

新卒でいきなり日本人以外のマネジメントもされていると思うのですが、気を付けていることは何かありますか?

 

水谷:ベトナム人って日本人よりもいろんな意味で距離が近いので、みんながSNOW CAFEをホームだと思ってもらえるように、積極的にご飯に行ったりベトナム語を覚えたりしてコミュニケーションを図っています。

一緒に働き始めて思うのが、ベトナム人にとって日本人のクオリティのスタンダードを理解するのって本当に難しいなってところで、日本人だと言わなくても前提としてわかることを、言語が違う中ですべて説明しないとわかってくれません。言葉が伝わってもさらに理解までしてもらえるのにすごく時間がかかるんです。

初めは苛立ってしまったこともあったのですが、自分だけでなく彼ら彼女らにとってもオーバーワークになってしまっていたんだなとある日気づいて、そこから一日にひとつのポイントしか言わないようになりました。

「お客さんが来たら挨拶をする」、「お茶がなくなっていたら注ぐ」そんな一つ一つを積み重ねていき、できるようになるごとにしっかりと褒めて成長している実感をもってもらいたいなと思っています。

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宮野:異国の地でのマネジメント経験をこの年でされている方中々居ないと思いますよ。

 

水谷規模は小さいにせよ、一つの事業を全部自分で回すことができたのは本当にいい経験でした。もちろんたくさんの方の助けがあってこそですが、経営者の視点でいろんなものが見られるようになりましたね。

そんな自分で作り上げた店舗でお客さんが美味しいって言って笑顔で帰って行ってくれるのが、なによりも仕事のモチベーションになっています。

 

学生時代、ベトナムインターンで感じた事

宮野:そもそも、新卒の水谷さんが海外事業を任されるきっかけが何かあったのですか?

 

水谷:実はエスキュービズムに内定を頂いた後にベトナムでインターンをおこなっていたんですけど、その際に持ち込み企画として自社の商品を現地に売り込むことに成功したことがあって。

 

宮野:すごい!どのような営業を行ったんですか?

 

水谷:自転車で一軒一軒お店を周る泥臭い営業をしました。
運よく買っていただいて、「海外での営業ってこんなもんか」って感じたんですよね(笑)

その時にベトナムって過ごしやすい国だなとも思ったんですよ。日本人とも相性がいいし、ご飯も美味しくて気候も過ごしやすい。それがあったから、今回のお話しを頂いたとき「行きます!」って即答できました。

他の国でインターンしたこともあったのですが、貧しさゆえの危険を感じる国もある中で、ベトナムは治安がとても良いと感じました。そういう意味で、ベトナムは根本的に豊かな国だと思っています。

 

「今日よりも、きっと明日がよくなる」

宮野:ベトナムの暮らしやすさについてはみなさん仰いますよね。

 

水谷:とは言っても、海外で生活することって不便も多いですよ(笑)

日本って売ってるものがすべてクオリティが高いじゃないですか。でもこの国ではクオリティなんてまちまちで、総合的に見たら日本はコスパの良い国なんだと思います。

でもベトナムに居ると満員電車に乗らなくていいし、何より街ゆく人が親切ですよね。

一度色々といっぱいいっぱいになってしまってタクシーで訳も分からず号泣してしまった時に、運転手がすごい気遣ってくれて。もちろんベトナム語だから何言ってるかわからないんですけど(笑)。けれどその優しさがとても嬉しかったです。

 

宮野:私も同じような経験あります。日本を離れると初め知らず知らずのうちにいろんなものが溜まっていってしまいますよね。
でも、私はその経験があったからこそ自分自身と本気で向き合えるきっかけになりました。

ベトナムで働いていて良かったなと感じることってありますか?

 

水谷:ベトナム人のすごく好きなところがあって、みんな「今日よりもきっと明日がよくなる」って信じているんですよね。

外資がどんどん入ってきて、経済成長が著しいことももちろんですが、それもあってかみんながみんな常に前向きで明日を見ている姿勢がすごく好きです。

日本人と仕事をしている時ってどうしてもリスクを考えてしまうんですが、ベトナム人は何かを提案すると「とりあえずやろう!」ってなるんですよ。もちろんそれで大変なこともたくさんありますが、そのエネルギーが常に自分も前向きにさせてくれるので嬉しいです。

 

宮野:では最後に、ベトナム就職を考えている方に向けて何か一言お願いします。

 

水谷自分が幸せになるためには、自分がやりたいと思った選択肢をいかにつかみ取っていくかだと思います。

それが海外就職やベトナムでの就職であるのであれば、自分で選択した後は覚悟をもって邁進していってください!

水谷亞香里


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